2014年5月31日 (土)

お披露目会

納品調整調律も無事終わり、大急ぎでお披露目会の準備! お菓子は買ったし、飲物のみもの~。

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ええっ? このコーラ、即、買うでしょ!!

スーパーで飲物を…と見たら一番前に陳列されておりました。なんですか、これ、自分の名前を探すんでしょうか…? そもそも何故名前があったのかもわからないくらい、偶然の出会い。
もしかして、運気上がってるんちゃうーーー?↑↑ 白馬いらい、追い風ちゃいますかーー?↑↑

そしてお披露目会の最初のネタは、コーラで決まり!
各回とも、「買うでしょ!!!!!」と笑いをとってからスタート!

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ピアノを弾いてくださる人がいて、聴いてくださる方がいて、いいなあ~。

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発表会の曲を、いきなり連弾。

オーバーホールの資料や画像も熱心に見てくださいました。

次の回は年齢層低め。

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さすがに狭くなってきました…グランドピアノがあるとこの人数で限界近いですね。

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一人は恥ずかしくても、一緒ならへいきだよね。

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おねえちゃんも、年下のお友だちも、先生と一緒に弾こう。

誰でもすぐに弾ける「ぶんぶんぶん」などを一緒に連弾です。小さいお子さんの試弾だと響きを感じるほどには弾けません。私と一緒に弾くことで、新しくなったC5の響きを感じて欲しかったのです。

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みんなで、はい、チーズ!

お土産のC5に使っていた古い黒鍵を持ってもらって。みんなに握って写ってもらっちゃいましたあー。

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最後の回は、参加者少なめです。

4人でお越しくださるご予定だった方が、体調を崩されてお休みになりました。残念~…。

一人ずつ連弾をして、おしまいっ。楽しんでもらえたかな~??

ピアノという楽器にも興味をお持ちいただけるきっかけになれば嬉しいです。新しくなったC5、これからは皆さんと一緒に、育てていけたらと思っております。

長い間ご迷惑をおかけいたしました。これからも、よろしくお願いいたします!!

お帰りC5!

オーバーホール修理中のヤマハグランドピアノC5、約束していた11時より少し早めに、

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スタインウェイになって帰ってきました!!!←嘘

ご近所さんに「中島先生、スタインウェイ買いはったんや」って噂が……
立ちませんね、はい。

玄関をまわってボディが入るところを撮影いたしましたよ。お披露目会でご要望があれば皆さんで見ましょうです~。

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写真上が立てた状態のボディ、足が外れてます。

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足を2本取り付けたら、起こします。

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「想像以上にバランスがいい!」

あえて残しておいた整調作業をするだけで済んだそうです。針刺しをしてくださっています。

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留守を守っていてくれた、アップライトピアノ、アトラスちゃんを調律。

今まで私専用だったアトラスちゃん。いきなりたくさんの人に弾かれて、ものすごーーくビックリしたようで、音が狂ってちょっと調子を崩していました。お疲れ様、ありがとうね!

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見てみてぇ、こんなにピッカピカ!

内側から光があふれるようです。

まもなく、皆さんとお披露目会! 生まれ変わったグランドピアノ、どうぞ弾いて、見て、聴いてやってください。







2014年5月30日 (金)

お披露目会準備

阪神ピアノ運送さんから連絡がありました! オーバーホール中のヤマハグランドピアノC5、明朝11時に到着予定ですぅぅ~!!!

危ないので中に入って搬入作業をご覧いただくことはできませんが、トラックから教室の建物へ入っていくところはご覧いただけます。この時間に通りかかられましたら、足をとめてみてくださいね~。

調整後、夕方からは早速お披露目会です! ただいま絶賛準備中!!

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ブログを印刷してみたらすごい量でしたw

タブレットやノートPCを使って、作業の動画などもご覧頂こうかなあと思っています。もちろん、ピアノを弾いて聴いてね~。

少しの時間ですが、集まった皆さんでゆるゆると楽しめたらと思います。お気をつけてお越しくださいね~。

2014年5月29日 (木)

Special Thanks!

お邪魔することでお手間をとらせてしまったのにもかかわらず、快く受け入れ勉強の場をもうけてくださった荒木さんに、プレゼント~。どじょ!

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「何スか、これ?」

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「???」

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「あ?」

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「!」

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「これは!!」

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「ラチェットドライバー!!!」

何故これがプレゼントになったかはさておき。
ちょっとちょっとお~! この私たちの表情、どおよ~? 崩れすぎでしょ!ww

撮影してくださったのは塗装もできる調律師、橋本さん。橋本さんからもいっぱいいっぱい、貴重なお話しを伺いました。このサプライズプレゼントにも参画くださったし~ありがとうございました! キミとはまた会えるから今日は写真はいいや←

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ピアノ技術ステーションの社長、長尾さん。

絵の具でイタズラガキ…ではありません、塗装作業中。寡黙だけど、穏やかなお人柄の方です。1ヵ月半、お騒がせしました。きっとまたお邪魔する機会があると思います。そのときは、よろしくお願いいたします。

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ラチェットくん、初仕事!

どうせなら、うちのコ、C5で初仕事をしてほしかったんです。やったー。

オーバーホール見学は、これにて終了。
ですが、この最初のねじ回しのように、ここでの学びやご縁が、次へと繋がるように…
受けたご恩を忘れず、これからも精進せねば! うっしゃ!

2014年5月28日 (水)

見学最終日

ヤマハグランドピアノC5のオーバーホール見学のため、またまたやってきました、東淀川駅。少し早く着いてしまいましたので、東淀川駅前ワタクシ的3大不思議の1つ、「看板のみで店舗の見当たらないファミマ」に潜入!

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ホラ、お店、ないでしょ?

写真右下のガラス張りの自動ドアに突撃!

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あった!!!

お店手前は広い広いイートインスペース。実はここ、ビジネスホテルのフロント前なのです。なんと~快適そう~。近くにあったら篭って作業するときに来るな、絶対。今日はお暑うございますので、差入れの凍らせペットボトルジュースを買込みます。
あースッキリ!

さて、オーバーホールでございます。
軽く弾いてみて、今の感想を荒木さんに伝えます。それをもとに最終調整を行ってくださいます。

今日最初の作業は、ブッシングクロスの消耗を遅らせる処理。

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鍵盤の上の白い粉。アヤシイお粉ではありませぬ。

テフロンの粉をこうやって塗ります。すべりをよくすることによって、摩擦による磨耗を遅らせます。

そしてひたすら整調作業。
鍵盤とハンマーを綺麗に揃え、レットオフを調整し、ドロップも調整。スプリング調整を行ったのち、

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2回目の鉛調整。

荒木さんがビックリするくらい重さが均一で、新たに鉛を入れたりするハンマーはわずかに6本!

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1本だけ、入れた鉛を削るものがありました。

今日のお手伝いは、これ!

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鉛を入れる穴開け~!!!

マジですよマジですよ真剣ですよだって失敗できへんもん。

鉛を打ち込んだら、さらに整調、調律。ダンパーも揃えます。

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ハンマーに針を刺しています。

発音部分の要ですから、とっても慎重に。

最後にもう一度弾かせてもらいます。

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タッチも音色も、また良くなりました。

たくさんの部品でできている、ピアノ。どこをどう作業すると、どんなふうに音やタッチに影響するのか…それが細かく見られたことがとーーーっても勉強になりました。

ピアノ技術ステーションさんにお邪魔するのも、今日でおしまい。きっとまた、何かのご縁でお邪魔することになるだろうけれど、合間合間にお話しさせてくださった皆様にご挨拶。

お仕事のお邪魔になるにもかかわらず、嫌な顔一つせず、むしろ笑顔で楽しく迎えてくださった荒木さん。「見てくださってありがとうございます」と言ってくださるお人柄が、何よりも勉強になりました。本当に本当に、ありがとうございました。

残りの日に微調整を行っていただき、3日後には教室に戻ってきます。「最後の調整はお部屋に入ってから」なので、完璧に仕上げることはなさいません。お部屋に入ったとき、どんな音になるのか、それが今から…ドキドキするうっ!!!

いっぱい見学させていただいたことへの感謝の気持ちをこめた最後のオマケは次エントリで!


2014年5月24日 (土)

鉛調整

オーバーホール修理中のヤマハグランドピアノC5、本日のメインテーマは「鉛調整

鍵盤の木の中には鉛が埋め込まれています。「鍵盤が重い」なんて言いますよね。実際には何グラムで鍵盤が下がると思いますか? 1音1音、この重さがバラついていると、タッチが不揃いに感じます。鍵盤が下がる重さが同じになるように、鉛を埋め込んで調整します。C5は52gに揃えますよー。

ダンパーを上げた状態で鍵盤の重さを計りながら鉛を置いて、いい位置を決めます。

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あらかじめ埋め込まれた鉛の位置を避けて、チョークでマーク。

ハンマーのメーカーをかえて、特に高音部が一回り大きくなり、鍵盤も材質をかえたC5。しかしですね、荒木さんがビックリするくらい、バランスが整っていて、大きく重さが違う鍵盤がありませんでした。つまりそれだけ鍵盤に負担がかからない、よい状態で仕上がるという事。やったーええコや!

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決めた場所に穴をあけ、

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鉛をいれ、トンカチでトントン。

ほとんどの鍵盤が一番小さい鉛を打ち込むだけですみました。

「お仕事お願いしていいですか?」うひょーー待ってました! なあに、なあに?
荒木さんが白鍵の汚れを削り取る作業をしてくださっている間に…

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ぐふふ。いきますよおーん。

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黒鍵に黒ニス塗り!

はげて木目が見えてきたところの塗りなおしでございます。ぐふぐふ。楽し~い!

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喜びすぎー。アホ面すぎるやろ!w

全部の黒鍵をぬらせてもらっちゃったよおーん。

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大学時代の同門で後輩で、今はお友だちのちえちゃん到着~。

弾いてくれてありがとーーん。

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鍵盤の高さがそろっているかチェック。

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同じ高さになるように、色によって厚さの違う紙を仮置き。

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すべての高さが揃うように決まったら、紙を敷きこみます。

鍵盤の高さが揃ったら、鍵盤の深さをそろえます。

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深さ10mmになるように、触って確かめて…

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鍵盤の下に敷きこみます。

鍵盤の高さ、深さの揃ったピアノは

「グリッサンドが楽! 痛くない! またやりたくなる!」ちえちゃん談

タッチもばっちり揃いました。どの作業をしたあとも、タッチが揃っていく感覚がありました。
へええええ~こんなに変わるんだ!!!

この作業はこれでおしまいではありません。揃え方もまだ80%くらいで、完璧じゃないんだそうです。何故なら、天然のものでできているから、まだまだ「動く」…つまり誤差が出てきて、自然に不揃いになってくるそうです。他を調整すると、調整済みのところがずれてきたりもします。ここに書いたこと以外にも、まだ他にも調整するところがたくさんたくさんあって、これを何セットも何セットも繰り返し行い、精度を上げていくのだそうです。

来週の今頃は…もう戻ってきてるんだよ、C5。長かったような、あっという間だったような…

今日は、ちえちゃんがたくさん弾いてくれたので、C5の音色をたくさん聴くことができました。なんかね…今までのトンガりがずいぶん減ったように思う!!! 

1週間後に戻ってくる新生C5のお披露目会、おかげさまで16時、17時の回だけでなく18時の回もご予約で満席となりましたあ! 本当にありがとうございます。まだその後の回は余裕ありますのでぜひに~。


2014年5月22日 (木)

弦の水平

こんな事がなければ来ることがなかったかもしれないJR東淀川駅。実際、ここにはじめて来たのもピアノ技術ステーションさんで、荒木さんのセミナーを受けるためでした。
でもええとこやねんで~東淀川。駅前には50円の飲み物の自販機がおまっせー。表から、看板しか見当たらないファミマもおまっせー。駅のトイレは流す時にレバーを引っ張り降ろすタイプでっせー。
今日も自販機でお水を買いましょお。

を?

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あったかいんか、冷たいんか、どっちやねん!w

そんな小ネタはさておき。本日のC5、ご機嫌いかが?

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ダンパーついてる!!! ピアノの音色になったよおーー!!!

……もっそい嬉しそうに弾いております…またもや…まあだいたいいつもヘラヘラしてるんですけども。

まだまだこれから作業がございますので、あえてどんな音色かは…書きません! 書きませんが、
いーーんじゃないですかあ???↑↑↑

本日の最初の作業は「弦の水平」。

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中音域、2音ずつ、この専用道具を使って水平が出ていない弦を調べます。

小指でピンピンとはじいてみて、この器具にあたらずに音が伸びてしまったらソイツが犯人。

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カサカサ、ピーーン…いろんな音がします。犯人がわかれば

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右手に持っていた器具で引っ張り上げます。ぐいーー。

アグラフのちょうど一番上のところに弦がない時もあれば、そもそもアグラフ自身が高さが違っている時もあり、均一でない理由はさまざま。ヤマハはその点はとても優秀なアグラフなのだそうですが…とにかく、ぐいーとしたり、ベヒシュタイン流に下げてみたり、三弦合わせていきます。

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引っ張ったらピッチが狂うので調律。

調律も何度も何度も行います。

アクションも、まだまだ手をかけていきます。本体と合わせた状態で行う作業がたくさんあるのですよ。今日は最初のファイリング。ファイリングとは、ハンマーのフェルト部分をペーパーで削って調整することです。

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手を加えられていないハンマーの白いフェルトの部分はモヤモヤケバケバです。

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目の粗さの違うサンドペーパーを使って、

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ゴシゴシゴシゴシ!!! 削るべし、削るべし、削るべし!!!

向こう、てっぺん、手前、とハンマーの部分を3つにわけて、3~4回、粗さを変えて削ります。

「暑~~っ!!!!」そうなのです、オーバーホール作業は力仕事が多くいのです。真夏にオーバーホールをお願いするのはやめましょう。

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ご覧ください、このキメ細やかさ!

ハンマーのこの部分は、弦があたる発音部分のとても重要なところ。これで仕上がりではありません。「針刺し」「弦溝」などまだまだ状態がかわります。ファイリングも何度も行います。

ヤマハの新品だとやらない作業もたくさんありますが、主にスタインウェイ流だけど「各メーカーの美味しいトコどり」の荒木さんの作業で、ヤマハ「なのに」この音は…

や、まだ。感想はまだ言わないもんねー。

確かにC5。このコだよな、って音も聴こえました。そろそろちょっとずつ、見えてきました、新生C5の音色。

C5が教室にかえってくる当日に行ってしまっちゃう、お披露目会ですが! おかげさまで初回16時とその次の17時は満席となりました~。お母様のご参加が増えて嬉しいです。お父様もぜひぜひです。まだ受付してますよ~。みんなで楽しもう!

2014年5月21日 (水)

合体!!!

オーバーホール修理中のヤマハグランドピアノC5。作業も終盤。

今日は!
なんと!
ついに!

離れ離れだったボディとアクションが!

合体~~~!!!

なにをををぅっ? それは見逃せません。それは見なくてはなりません。

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アクションとダンパー到着~。

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荒木さんに運ばれて、ボディのいるピアノ技術ステーションさんの中へ!

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「久しぶり!」 「会いたかったよお!」

うををを~! ボディ、ピッカピカや! 中は汚れないようにビニールでおおわれています。これを剥がしてぇ、張弦の時に貼り付けた養生テープも剥がしてぇ、準備おっけい!

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がっ

たい!
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ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち~!!!!!

ついにこの日が! どんな音? どんな音? おおおーーー!!!
ピッチがずいぶん上がってます! それでも前日に445Hzまで上げていたのが435Hzまで下がっていました。でもいちおう、ラに聞こえます!

ここからは本体合わせの作業になります。たとえば。中音域は1音につき弦が3本なので、ハンマーに弦が3本あたるはずなのですが。

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ちょっとズレてます。

これを、さまざまな手段で直します。

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こうやったり、

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こうやったりしてハンマー位置を変えたり、

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こうやったり、

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こうやったりして、弦の位置をずらしたり。

弦はなるべく負担のかからないようにまっすぐのままにしたいので、基本的にはハンマーを動かすそうですが、弦をいじる場合もあるのがスタインウェイ流なのだそうです。こうやって合わせると、

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3本綺麗に当たるようになりました。

でも、こうやって弦とハンマーをそろえても、

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あらら。ハンマーだけを見ると、今度は隙間が不揃いになってしまいました。ハンマー付けのときに、あんなに綺麗に揃えていたのに…

これもいろんな方法で直しますが、その中の1つがこれ。

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アラジンの魔法のランプ登場~!

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シャンクに熱をあて、あえて捻らせます。

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綺麗にそろいました~!!

このようにいろんな方法で揃えるのですが、天然のものである鉄も木も不安定で「動いて」しまいます。今日から毎日揃えて、より精密にあわせていくそうです。同時に調律、整音、整調も何度も繰り返し行い、落ち着くまで手をかけてくださるのだそうです。

今日の見学は午前中のみ。午後はハンマー付けをなさるそうです。これも半日がかりの時間のかかる作業なのだそうです。

明日はハンマーのついた、よりピアノらしい音になったC5での作業を見学!

え? 明日も行くんかいって?
ええ、行きますが何か?

オーバーホールしてかえってきたばかりのC5のお披露目会は5月31日! おかげさまで16:00の会は満席となりました。でもまだ受付中~! 保護者様からもご予約いただいております お母さん、お父さんにも見ていただきたいので大歓迎! まだまだ受付中~。





2014年5月16日 (金)

お披露目会します!

オーバーホール修理中のヤマハグランドピアノC5が5月31日(土)午前中に教室に戻ってくることになりました!

グランドピアノがオーバーホールしてどんな風に生まれ変わったのか、教室の皆さんにいち早く体験していただきたく、お披露目会を開催いたします! ピアノを弾いたり聴いたり、お話したり、ちょっとだけおやつを食べたり…ピアノを囲んでゆっくりまったり楽しく過ごしましょーお!

♪♪♪グランドピアノお披露目会♪♪♪

と き:2014年5月31日(土)16:00~(受付終了)、17:00~(受付終了)、18:00~(受付終了)、19:00~、20:00~(いずれか1回)
ところ:いつもの教室
ご参加:教室の生徒さんと元生徒さん、およびその保護者様

各回50分、定員10名、申込先着順です。一緒の時間帯に参加したい教室内のお友だちがおられる場合は、お知らせくださいね。
申込多数の場合は別途日程(主に翌日6月1日)も設定検討いたします。

ご参加ご希望の際は、
1.お名前
2.参加希望時間
3.参加人数
4.連絡先電話番号
を下記アドレス宛にお送りください。追ってお返事差上げます。
info@pianomusic.jp

お土産もあるのだ!

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中身はなんでしょお~??

たくさんのご参加お待ちしてまあーっす!

2014年5月15日 (木)

鍵盤削り

今日もきました、うたまくらピアノ工房。ヤマハグランドピアノC5のオーバーホール修理の作業を見学です。よっ! 元気にやっとるかあ?

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並んでるね~。よしよし、ええ子にしとってやな~(笑)

本日の作業は白鍵の鍵盤削り。ハンマーのサイズはメーカーによって違うので、貼り付けた白鍵は少し大きく作られています。その余分なところを削る作業です。

ジャストサイズに合わせるだけではありません。鍵盤は演奏するために触るところ。1つ1つ面取りをして指触りをよくします。

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こちらが作業台。白鍵の素材、アクリルの白い粉がいっぱいです。

ヤスリでゴリゴリと削るのです。はみ出たところが削れたサインは、なんと音! 出っ張り部分が削れて、ヤスリがハンマーの木の部分にあたりはじめると音が変わるのです。それを聞いて、削るのをやめるんだそうです。
きかせてもらいましたよ~。確かに! しっかり変わります。

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指先のところ、少し出っ張っています。

こういうところは、荒木さん自作のヤスリで

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このように削ります!

黄色い養生テープは、まっすぐのラインの目安です。お使いになっているのは、アクリル用のヤスリをヤマハサイズに切ってお作りになった自作工具ですって。工房にはこんな、自作の工具がいーーーっぱい! どういう目的で、どういう工夫を凝らして、どうやって作ったきかせてもらうのも、とっても楽しい!

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バフもかけますよ~

さらになめらかに、肌触りがよくなります。

ハンマーの消耗部品の研磨も行ってくださいます。例えばこれ。

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指先のキャプスタンボタンが磨いたもの。

ピカピカです。手触りも、とぅるっとぅる! これが、弾いた時のタッチのなめらかさに繋がるのですね~。

おっ! 棚に乗っているのはダンパーじゃありませんか!

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ダンパー作業済。シャキッとしてます。

白いフェルト部分に注目です。ここに弦が当たります。新しいときはこんなにエッジがきいた感じなのですねえ~。

解体、外す→交換、取付と進んできたオーバーホール。最後の山場がこの鍵盤削りだ。細かい作業ですが、一気にやってしまわないと、なんとなく大きさを揃える感覚がずれてくるそうで、1日丸まる、越えても1日半くらいで終わらせるのだそうです。

一方、ピアノ技術ステーションにあるボディ。新しく張った弦の張力を少しずつあげ、ピッチも440Hzに近いところまで上がってきているそうです。でね、でね、気になる「音」なのですが!

「いい感じに鳴ってますよ~(ニヤリ)」(荒木氏談)ままままま、マジっすか~!!!

「余計な倍音が減ったようで、ぶおーーん…と響く」とか! うほーー! 
国産の弦を、レスロー社の弦に変えました。弦もメーカーによって響きが変わるそうです。巻き線の巻き方とか、ほんの少しの違いなのかもしれませんが、ボディも設計がそれぞれ違うわけで、組合せによって響きが変わるんでしょうね。教室のC5には、この弦を選んで正解だったってことかな?

いよいよ来週は、離れ離れになっていたボディとアクションが合体です! あああああドキドキするううう!

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