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2014年5月31日 (土)

お披露目会

納品調整調律も無事終わり、大急ぎでお披露目会の準備! お菓子は買ったし、飲物のみもの~。

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ええっ? このコーラ、即、買うでしょ!!

スーパーで飲物を…と見たら一番前に陳列されておりました。なんですか、これ、自分の名前を探すんでしょうか…? そもそも何故名前があったのかもわからないくらい、偶然の出会い。
もしかして、運気上がってるんちゃうーーー?↑↑ 白馬いらい、追い風ちゃいますかーー?↑↑

そしてお披露目会の最初のネタは、コーラで決まり!
各回とも、「買うでしょ!!!!!」と笑いをとってからスタート!

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ピアノを弾いてくださる人がいて、聴いてくださる方がいて、いいなあ~。

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発表会の曲を、いきなり連弾。

オーバーホールの資料や画像も熱心に見てくださいました。

次の回は年齢層低め。

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さすがに狭くなってきました…グランドピアノがあるとこの人数で限界近いですね。

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一人は恥ずかしくても、一緒ならへいきだよね。

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おねえちゃんも、年下のお友だちも、先生と一緒に弾こう。

誰でもすぐに弾ける「ぶんぶんぶん」などを一緒に連弾です。小さいお子さんの試弾だと響きを感じるほどには弾けません。私と一緒に弾くことで、新しくなったC5の響きを感じて欲しかったのです。

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みんなで、はい、チーズ!

お土産のC5に使っていた古い黒鍵を持ってもらって。みんなに握って写ってもらっちゃいましたあー。

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最後の回は、参加者少なめです。

4人でお越しくださるご予定だった方が、体調を崩されてお休みになりました。残念~…。

一人ずつ連弾をして、おしまいっ。楽しんでもらえたかな~??

ピアノという楽器にも興味をお持ちいただけるきっかけになれば嬉しいです。新しくなったC5、これからは皆さんと一緒に、育てていけたらと思っております。

長い間ご迷惑をおかけいたしました。これからも、よろしくお願いいたします!!

お帰りC5!

オーバーホール修理中のヤマハグランドピアノC5、約束していた11時より少し早めに、

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スタインウェイになって帰ってきました!!!←嘘

ご近所さんに「中島先生、スタインウェイ買いはったんや」って噂が……
立ちませんね、はい。

玄関をまわってボディが入るところを撮影いたしましたよ。お披露目会でご要望があれば皆さんで見ましょうです~。

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写真上が立てた状態のボディ、足が外れてます。

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足を2本取り付けたら、起こします。

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「想像以上にバランスがいい!」

あえて残しておいた整調作業をするだけで済んだそうです。針刺しをしてくださっています。

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留守を守っていてくれた、アップライトピアノ、アトラスちゃんを調律。

今まで私専用だったアトラスちゃん。いきなりたくさんの人に弾かれて、ものすごーーくビックリしたようで、音が狂ってちょっと調子を崩していました。お疲れ様、ありがとうね!

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見てみてぇ、こんなにピッカピカ!

内側から光があふれるようです。

まもなく、皆さんとお披露目会! 生まれ変わったグランドピアノ、どうぞ弾いて、見て、聴いてやってください。







2014年5月30日 (金)

お披露目会準備

阪神ピアノ運送さんから連絡がありました! オーバーホール中のヤマハグランドピアノC5、明朝11時に到着予定ですぅぅ~!!!

危ないので中に入って搬入作業をご覧いただくことはできませんが、トラックから教室の建物へ入っていくところはご覧いただけます。この時間に通りかかられましたら、足をとめてみてくださいね~。

調整後、夕方からは早速お披露目会です! ただいま絶賛準備中!!

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ブログを印刷してみたらすごい量でしたw

タブレットやノートPCを使って、作業の動画などもご覧頂こうかなあと思っています。もちろん、ピアノを弾いて聴いてね~。

少しの時間ですが、集まった皆さんでゆるゆると楽しめたらと思います。お気をつけてお越しくださいね~。

2014年5月29日 (木)

Special Thanks!

お邪魔することでお手間をとらせてしまったのにもかかわらず、快く受け入れ勉強の場をもうけてくださった荒木さんに、プレゼント~。どじょ!

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「何スか、これ?」

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「???」

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「あ?」

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「!」

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「これは!!」

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「ラチェットドライバー!!!」

何故これがプレゼントになったかはさておき。
ちょっとちょっとお~! この私たちの表情、どおよ~? 崩れすぎでしょ!ww

撮影してくださったのは塗装もできる調律師、橋本さん。橋本さんからもいっぱいいっぱい、貴重なお話しを伺いました。このサプライズプレゼントにも参画くださったし~ありがとうございました! キミとはまた会えるから今日は写真はいいや←

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ピアノ技術ステーションの社長、長尾さん。

絵の具でイタズラガキ…ではありません、塗装作業中。寡黙だけど、穏やかなお人柄の方です。1ヵ月半、お騒がせしました。きっとまたお邪魔する機会があると思います。そのときは、よろしくお願いいたします。

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ラチェットくん、初仕事!

どうせなら、うちのコ、C5で初仕事をしてほしかったんです。やったー。

オーバーホール見学は、これにて終了。
ですが、この最初のねじ回しのように、ここでの学びやご縁が、次へと繋がるように…
受けたご恩を忘れず、これからも精進せねば! うっしゃ!

2014年5月28日 (水)

見学最終日

ヤマハグランドピアノC5のオーバーホール見学のため、またまたやってきました、東淀川駅。少し早く着いてしまいましたので、東淀川駅前ワタクシ的3大不思議の1つ、「看板のみで店舗の見当たらないファミマ」に潜入!

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ホラ、お店、ないでしょ?

写真右下のガラス張りの自動ドアに突撃!

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あった!!!

お店手前は広い広いイートインスペース。実はここ、ビジネスホテルのフロント前なのです。なんと~快適そう~。近くにあったら篭って作業するときに来るな、絶対。今日はお暑うございますので、差入れの凍らせペットボトルジュースを買込みます。
あースッキリ!

さて、オーバーホールでございます。
軽く弾いてみて、今の感想を荒木さんに伝えます。それをもとに最終調整を行ってくださいます。

今日最初の作業は、ブッシングクロスの消耗を遅らせる処理。

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鍵盤の上の白い粉。アヤシイお粉ではありませぬ。

テフロンの粉をこうやって塗ります。すべりをよくすることによって、摩擦による磨耗を遅らせます。

そしてひたすら整調作業。
鍵盤とハンマーを綺麗に揃え、レットオフを調整し、ドロップも調整。スプリング調整を行ったのち、

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2回目の鉛調整。

荒木さんがビックリするくらい重さが均一で、新たに鉛を入れたりするハンマーはわずかに6本!

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1本だけ、入れた鉛を削るものがありました。

今日のお手伝いは、これ!

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鉛を入れる穴開け~!!!

マジですよマジですよ真剣ですよだって失敗できへんもん。

鉛を打ち込んだら、さらに整調、調律。ダンパーも揃えます。

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ハンマーに針を刺しています。

発音部分の要ですから、とっても慎重に。

最後にもう一度弾かせてもらいます。

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タッチも音色も、また良くなりました。

たくさんの部品でできている、ピアノ。どこをどう作業すると、どんなふうに音やタッチに影響するのか…それが細かく見られたことがとーーーっても勉強になりました。

ピアノ技術ステーションさんにお邪魔するのも、今日でおしまい。きっとまた、何かのご縁でお邪魔することになるだろうけれど、合間合間にお話しさせてくださった皆様にご挨拶。

お仕事のお邪魔になるにもかかわらず、嫌な顔一つせず、むしろ笑顔で楽しく迎えてくださった荒木さん。「見てくださってありがとうございます」と言ってくださるお人柄が、何よりも勉強になりました。本当に本当に、ありがとうございました。

残りの日に微調整を行っていただき、3日後には教室に戻ってきます。「最後の調整はお部屋に入ってから」なので、完璧に仕上げることはなさいません。お部屋に入ったとき、どんな音になるのか、それが今から…ドキドキするうっ!!!

いっぱい見学させていただいたことへの感謝の気持ちをこめた最後のオマケは次エントリで!


2014年5月26日 (月)

2014年6月のレッスン

2014年6月のレッスン

お休みは、ありません。

8月3日の発表会まで早くも2ヶ月! ここから先は祝日でもお休みないですよおーー!

…と、キアイを入れたところで、ちょっと小ネタ。

先日、とある町を歩いておりましたところ、出会いましたこのこ。

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中古電子ピアノ売られてます。

ん?? てか! これ!

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まじ???

ドのシャープも使って、練習もレッスンもがんばりましょーお!

2014年5月24日 (土)

鉛調整

オーバーホール修理中のヤマハグランドピアノC5、本日のメインテーマは「鉛調整

鍵盤の木の中には鉛が埋め込まれています。「鍵盤が重い」なんて言いますよね。実際には何グラムで鍵盤が下がると思いますか? 1音1音、この重さがバラついていると、タッチが不揃いに感じます。鍵盤が下がる重さが同じになるように、鉛を埋め込んで調整します。C5は52gに揃えますよー。

ダンパーを上げた状態で鍵盤の重さを計りながら鉛を置いて、いい位置を決めます。

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あらかじめ埋め込まれた鉛の位置を避けて、チョークでマーク。

ハンマーのメーカーをかえて、特に高音部が一回り大きくなり、鍵盤も材質をかえたC5。しかしですね、荒木さんがビックリするくらい、バランスが整っていて、大きく重さが違う鍵盤がありませんでした。つまりそれだけ鍵盤に負担がかからない、よい状態で仕上がるという事。やったーええコや!

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決めた場所に穴をあけ、

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鉛をいれ、トンカチでトントン。

ほとんどの鍵盤が一番小さい鉛を打ち込むだけですみました。

「お仕事お願いしていいですか?」うひょーー待ってました! なあに、なあに?
荒木さんが白鍵の汚れを削り取る作業をしてくださっている間に…

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ぐふふ。いきますよおーん。

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黒鍵に黒ニス塗り!

はげて木目が見えてきたところの塗りなおしでございます。ぐふぐふ。楽し~い!

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喜びすぎー。アホ面すぎるやろ!w

全部の黒鍵をぬらせてもらっちゃったよおーん。

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大学時代の同門で後輩で、今はお友だちのちえちゃん到着~。

弾いてくれてありがとーーん。

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鍵盤の高さがそろっているかチェック。

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同じ高さになるように、色によって厚さの違う紙を仮置き。

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すべての高さが揃うように決まったら、紙を敷きこみます。

鍵盤の高さが揃ったら、鍵盤の深さをそろえます。

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深さ10mmになるように、触って確かめて…

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鍵盤の下に敷きこみます。

鍵盤の高さ、深さの揃ったピアノは

「グリッサンドが楽! 痛くない! またやりたくなる!」ちえちゃん談

タッチもばっちり揃いました。どの作業をしたあとも、タッチが揃っていく感覚がありました。
へええええ~こんなに変わるんだ!!!

この作業はこれでおしまいではありません。揃え方もまだ80%くらいで、完璧じゃないんだそうです。何故なら、天然のものでできているから、まだまだ「動く」…つまり誤差が出てきて、自然に不揃いになってくるそうです。他を調整すると、調整済みのところがずれてきたりもします。ここに書いたこと以外にも、まだ他にも調整するところがたくさんたくさんあって、これを何セットも何セットも繰り返し行い、精度を上げていくのだそうです。

来週の今頃は…もう戻ってきてるんだよ、C5。長かったような、あっという間だったような…

今日は、ちえちゃんがたくさん弾いてくれたので、C5の音色をたくさん聴くことができました。なんかね…今までのトンガりがずいぶん減ったように思う!!! 

1週間後に戻ってくる新生C5のお披露目会、おかげさまで16時、17時の回だけでなく18時の回もご予約で満席となりましたあ! 本当にありがとうございます。まだその後の回は余裕ありますのでぜひに~。


2014年5月22日 (木)

弦の水平

こんな事がなければ来ることがなかったかもしれないJR東淀川駅。実際、ここにはじめて来たのもピアノ技術ステーションさんで、荒木さんのセミナーを受けるためでした。
でもええとこやねんで~東淀川。駅前には50円の飲み物の自販機がおまっせー。表から、看板しか見当たらないファミマもおまっせー。駅のトイレは流す時にレバーを引っ張り降ろすタイプでっせー。
今日も自販機でお水を買いましょお。

を?

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あったかいんか、冷たいんか、どっちやねん!w

そんな小ネタはさておき。本日のC5、ご機嫌いかが?

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ダンパーついてる!!! ピアノの音色になったよおーー!!!

……もっそい嬉しそうに弾いております…またもや…まあだいたいいつもヘラヘラしてるんですけども。

まだまだこれから作業がございますので、あえてどんな音色かは…書きません! 書きませんが、
いーーんじゃないですかあ???↑↑↑

本日の最初の作業は「弦の水平」。

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中音域、2音ずつ、この専用道具を使って水平が出ていない弦を調べます。

小指でピンピンとはじいてみて、この器具にあたらずに音が伸びてしまったらソイツが犯人。

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カサカサ、ピーーン…いろんな音がします。犯人がわかれば

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右手に持っていた器具で引っ張り上げます。ぐいーー。

アグラフのちょうど一番上のところに弦がない時もあれば、そもそもアグラフ自身が高さが違っている時もあり、均一でない理由はさまざま。ヤマハはその点はとても優秀なアグラフなのだそうですが…とにかく、ぐいーとしたり、ベヒシュタイン流に下げてみたり、三弦合わせていきます。

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引っ張ったらピッチが狂うので調律。

調律も何度も何度も行います。

アクションも、まだまだ手をかけていきます。本体と合わせた状態で行う作業がたくさんあるのですよ。今日は最初のファイリング。ファイリングとは、ハンマーのフェルト部分をペーパーで削って調整することです。

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手を加えられていないハンマーの白いフェルトの部分はモヤモヤケバケバです。

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目の粗さの違うサンドペーパーを使って、

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ゴシゴシゴシゴシ!!! 削るべし、削るべし、削るべし!!!

向こう、てっぺん、手前、とハンマーの部分を3つにわけて、3~4回、粗さを変えて削ります。

「暑~~っ!!!!」そうなのです、オーバーホール作業は力仕事が多くいのです。真夏にオーバーホールをお願いするのはやめましょう。

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ご覧ください、このキメ細やかさ!

ハンマーのこの部分は、弦があたる発音部分のとても重要なところ。これで仕上がりではありません。「針刺し」「弦溝」などまだまだ状態がかわります。ファイリングも何度も行います。

ヤマハの新品だとやらない作業もたくさんありますが、主にスタインウェイ流だけど「各メーカーの美味しいトコどり」の荒木さんの作業で、ヤマハ「なのに」この音は…

や、まだ。感想はまだ言わないもんねー。

確かにC5。このコだよな、って音も聴こえました。そろそろちょっとずつ、見えてきました、新生C5の音色。

C5が教室にかえってくる当日に行ってしまっちゃう、お披露目会ですが! おかげさまで初回16時とその次の17時は満席となりました~。お母様のご参加が増えて嬉しいです。お父様もぜひぜひです。まだ受付してますよ~。みんなで楽しもう!

2014年5月21日 (水)

合体!!!

オーバーホール修理中のヤマハグランドピアノC5。作業も終盤。

今日は!
なんと!
ついに!

離れ離れだったボディとアクションが!

合体~~~!!!

なにをををぅっ? それは見逃せません。それは見なくてはなりません。

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アクションとダンパー到着~。

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荒木さんに運ばれて、ボディのいるピアノ技術ステーションさんの中へ!

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「久しぶり!」 「会いたかったよお!」

うををを~! ボディ、ピッカピカや! 中は汚れないようにビニールでおおわれています。これを剥がしてぇ、張弦の時に貼り付けた養生テープも剥がしてぇ、準備おっけい!

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がっ

たい!
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ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち~!!!!!

ついにこの日が! どんな音? どんな音? おおおーーー!!!
ピッチがずいぶん上がってます! それでも前日に445Hzまで上げていたのが435Hzまで下がっていました。でもいちおう、ラに聞こえます!

ここからは本体合わせの作業になります。たとえば。中音域は1音につき弦が3本なので、ハンマーに弦が3本あたるはずなのですが。

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ちょっとズレてます。

これを、さまざまな手段で直します。

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こうやったり、

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こうやったりしてハンマー位置を変えたり、

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こうやったり、

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こうやったりして、弦の位置をずらしたり。

弦はなるべく負担のかからないようにまっすぐのままにしたいので、基本的にはハンマーを動かすそうですが、弦をいじる場合もあるのがスタインウェイ流なのだそうです。こうやって合わせると、

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3本綺麗に当たるようになりました。

でも、こうやって弦とハンマーをそろえても、

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あらら。ハンマーだけを見ると、今度は隙間が不揃いになってしまいました。ハンマー付けのときに、あんなに綺麗に揃えていたのに…

これもいろんな方法で直しますが、その中の1つがこれ。

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アラジンの魔法のランプ登場~!

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シャンクに熱をあて、あえて捻らせます。

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綺麗にそろいました~!!

このようにいろんな方法で揃えるのですが、天然のものである鉄も木も不安定で「動いて」しまいます。今日から毎日揃えて、より精密にあわせていくそうです。同時に調律、整音、整調も何度も繰り返し行い、落ち着くまで手をかけてくださるのだそうです。

今日の見学は午前中のみ。午後はハンマー付けをなさるそうです。これも半日がかりの時間のかかる作業なのだそうです。

明日はハンマーのついた、よりピアノらしい音になったC5での作業を見学!

え? 明日も行くんかいって?
ええ、行きますが何か?

オーバーホールしてかえってきたばかりのC5のお披露目会は5月31日! おかげさまで16:00の会は満席となりました。でもまだ受付中~! 保護者様からもご予約いただいております お母さん、お父さんにも見ていただきたいので大歓迎! まだまだ受付中~。





2014年5月19日 (月)

お試しペアレッスン

ピアノを習ってみたいけれど、お稽古ごとははじめてだし、恥ずかしがり屋さんで引っ込み思案…一人じゃちょっと心配。

そんな時にオススメしているのが、お試しペアレッスン。同時にレッスンをはじめるお友だちと一緒に受けていただけます。

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一緒なら、ピアノを弾くのもへいきだね。

小学校に入る前のピアノを習ったことの無いお子さんが対象で、期間はレッスン内容の進度によりますが、2~3ヶ月。お二人で受けるので、レッスン料金もシェア。通常お一人45分8000円(1ヶ月分)のレッスンをお一人4000円で受講していただきます。

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少し時間が長いので、ピアノを弾くだけでなく、ノート学習などもしっかりフォロー。

2~3ヶ月の期間限定なので、上達度に差が出ることもありません。お歌が上手、ノート学習が得意、身体を動かすのが上手…いろんな個性があらわれる時に、個人レッスンに移行していただきます。

ペアレッスン終了後は30分6500円のお月謝の、個人レッスンに進まれることをお勧めします。いつもの教室、いつもの先生なので、もう一人でも大丈夫!

体験レッスンもお友だちと一緒です。随時受付しております。お気軽にお問合せください。
info@pianomusic.jp

2014年5月18日 (日)

奈良つながり

新緑の映える快晴の空のもと、奈良までコンサートに行ってきました! いつも発表会をお手伝いくださっている、コーヒーさんご出演なのですよ! しかも会場は聖公会奈良基督教会! 教会も好きなのでワクワクです
近鉄奈良駅から商店街抜けて徒歩4分とホームページに書いてありましたが、駅チカに、ホントにそんなところが…?

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ほんまや! あった!

一見すると教会ではなくお寺のような。でも十字架があり、マリア像があります。

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葉っぱの緑と空の青がまぶしい!

荘厳な面持ちに一瞬ひるみつつ、ていうか、案内板がないのでここでいいのかどうか迷いつつ、中へ!

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おおおーーー。確かに教会。でも和風。不思議~。

左端にヤマハの木目のアップライトピアノがあります。キョロキョロおどおどしているうちに、演奏開始~。

チェロとピアノのジョイントコンサートで、1部はチェロとのデュオ、2部はピアノソロという構成。特にベートーベンはチェロソナタとピアノソナタの両方が楽しめる趣向でした。

コーヒーさんは1部は伴奏、2部はソロと、終始弾きっぱなし! コンサートも終盤、お疲れもピークにさしかかったのではと思う頃に演奏された、ショパンの雨だれのプレリュードとラフマニノフのプレリュード…コーヒーさんらしい優しい音色が教会の空間に広がって、とても心地よかったなあ。

ほーっとしているうち、早くもコンサートは最後のプログラムに。グリーグの叙情小曲集の抜粋です。これも優しく優しく弾くコーヒーさん。いいなあ…と思っていると。3曲目の夜想曲の演奏中、外からうぐいすの鳴き声が…
そっかあ。ホールじゃないから、外からの音が漏れ聞こえてくるんだ!
普通なら邪魔な音になりそうなのに、どういうわけか演奏にぴったり。さながらヒーリングミュージックのよう。狙って入れた効果音かと思うくらいです。さらに不思議なことに、4曲目になると、うぐいすはぴたりと鳴きやんでしまいました。

コンサートホールでない会場ならではの贅沢! わーー、来てよかったな~。お誘いくださって本当にありがとうございます。

休憩時間には神父さんが教会のお話しやここにある楽器のお話しをしてくださいました。例えば、

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小さな足踏みオルガン。

こんなに古いものは珍しいんだそうです。アメリカのもので、足踏みペダルが大きすぎて、日本人には演奏がとってもつらいそう。見えますか?

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後部には立派なパイプオルガンが!

ぎゃーーーー聴きたいーーーーどんな音なんやろーーー
和風建築に入っているパイプオルガン、聴いたことないですもの。どんな響きなんだろう。

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終演後の様子です。お疲れ様~。

こちらの教会は、前エントリでご紹介したムジークフェストならでもコンサートを予定されているようです。

コーヒーさんの柏原市のお教室、ミューズピアノ教室はコチラ

今度はランチいこーねっ!

2014年5月17日 (土)

おすすめコンサート情報

一昨年くらいから気になってはいたものの、行けていない音楽祭なのですが…多分、これ、面白いと思うんです。

ムジークフェストなら

古都奈良で開催される、音楽祭。音楽祭というとラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンが有名ですが、こちらも面白そうなの~。

会場が、駅前などはもちろんのこと、東大寺などのお寺やチャペル、スペースのある飲食店など民間店舗、小学校前など公共施設など本当にさまざま。演奏される楽器も、バロックの古楽器はもちろん、日本の伝統楽器、海外の民族楽器など多彩です。音楽もJAZZあり、伝統音楽あり…そして、チケットがお安い! ウェルカムコンサートなど無料のものもたーーっくさん。

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近鉄奈良駅前の様子。

日曜日は広場に屋台が出て、オープンステージで次々に演奏があって…てなことになっているご様子。チケットを買わなくても、ご家族で行くだけで楽しめそう!

町の中に音楽が溢れる…というコンセプトがそもそも楽しいです。お寺好きな私にとっては世界遺産のお寺の中のコンサートとか、かなりツボだったりします。ああこれが平日でなければ…

私は今年も行けないかもしれませんが、ご興味おありでしたらぜひ! 音楽がもっと好きになりそうな予感です。行かれたらどんなだったか教えてくださいね~。

2014年5月16日 (金)

お披露目会します!

オーバーホール修理中のヤマハグランドピアノC5が5月31日(土)午前中に教室に戻ってくることになりました!

グランドピアノがオーバーホールしてどんな風に生まれ変わったのか、教室の皆さんにいち早く体験していただきたく、お披露目会を開催いたします! ピアノを弾いたり聴いたり、お話したり、ちょっとだけおやつを食べたり…ピアノを囲んでゆっくりまったり楽しく過ごしましょーお!

♪♪♪グランドピアノお披露目会♪♪♪

と き:2014年5月31日(土)16:00~(受付終了)、17:00~(受付終了)、18:00~(受付終了)、19:00~、20:00~(いずれか1回)
ところ:いつもの教室
ご参加:教室の生徒さんと元生徒さん、およびその保護者様

各回50分、定員10名、申込先着順です。一緒の時間帯に参加したい教室内のお友だちがおられる場合は、お知らせくださいね。
申込多数の場合は別途日程(主に翌日6月1日)も設定検討いたします。

ご参加ご希望の際は、
1.お名前
2.参加希望時間
3.参加人数
4.連絡先電話番号
を下記アドレス宛にお送りください。追ってお返事差上げます。
info@pianomusic.jp

お土産もあるのだ!

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中身はなんでしょお~??

たくさんのご参加お待ちしてまあーっす!

2014年5月15日 (木)

鍵盤削り

今日もきました、うたまくらピアノ工房。ヤマハグランドピアノC5のオーバーホール修理の作業を見学です。よっ! 元気にやっとるかあ?

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並んでるね~。よしよし、ええ子にしとってやな~(笑)

本日の作業は白鍵の鍵盤削り。ハンマーのサイズはメーカーによって違うので、貼り付けた白鍵は少し大きく作られています。その余分なところを削る作業です。

ジャストサイズに合わせるだけではありません。鍵盤は演奏するために触るところ。1つ1つ面取りをして指触りをよくします。

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こちらが作業台。白鍵の素材、アクリルの白い粉がいっぱいです。

ヤスリでゴリゴリと削るのです。はみ出たところが削れたサインは、なんと音! 出っ張り部分が削れて、ヤスリがハンマーの木の部分にあたりはじめると音が変わるのです。それを聞いて、削るのをやめるんだそうです。
きかせてもらいましたよ~。確かに! しっかり変わります。

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指先のところ、少し出っ張っています。

こういうところは、荒木さん自作のヤスリで

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このように削ります!

黄色い養生テープは、まっすぐのラインの目安です。お使いになっているのは、アクリル用のヤスリをヤマハサイズに切ってお作りになった自作工具ですって。工房にはこんな、自作の工具がいーーーっぱい! どういう目的で、どういう工夫を凝らして、どうやって作ったきかせてもらうのも、とっても楽しい!

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バフもかけますよ~

さらになめらかに、肌触りがよくなります。

ハンマーの消耗部品の研磨も行ってくださいます。例えばこれ。

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指先のキャプスタンボタンが磨いたもの。

ピカピカです。手触りも、とぅるっとぅる! これが、弾いた時のタッチのなめらかさに繋がるのですね~。

おっ! 棚に乗っているのはダンパーじゃありませんか!

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ダンパー作業済。シャキッとしてます。

白いフェルト部分に注目です。ここに弦が当たります。新しいときはこんなにエッジがきいた感じなのですねえ~。

解体、外す→交換、取付と進んできたオーバーホール。最後の山場がこの鍵盤削りだ。細かい作業ですが、一気にやってしまわないと、なんとなく大きさを揃える感覚がずれてくるそうで、1日丸まる、越えても1日半くらいで終わらせるのだそうです。

一方、ピアノ技術ステーションにあるボディ。新しく張った弦の張力を少しずつあげ、ピッチも440Hzに近いところまで上がってきているそうです。でね、でね、気になる「音」なのですが!

「いい感じに鳴ってますよ~(ニヤリ)」(荒木氏談)ままままま、マジっすか~!!!

「余計な倍音が減ったようで、ぶおーーん…と響く」とか! うほーー! 
国産の弦を、レスロー社の弦に変えました。弦もメーカーによって響きが変わるそうです。巻き線の巻き方とか、ほんの少しの違いなのかもしれませんが、ボディも設計がそれぞれ違うわけで、組合せによって響きが変わるんでしょうね。教室のC5には、この弦を選んで正解だったってことかな?

いよいよ来週は、離れ離れになっていたボディとアクションが合体です! あああああドキドキするううう!

2014年5月14日 (水)

外装完成!

昨日お伝えしました、外装塗装。
ピアノ技術ステーションの橋本修治さんのブログによりますと、完成したそうです!!!

見て~見て~見て~、コレ!!!

「磨いてます! 磨いてます!」ウケる~www 「ジャーン!」言いすぎやしwwwww

グランド用のでかいバフ、こんな名前なんや~。てか、「バフ」っていうんですね、あの機械のあの部分。気になる? 気になる? 

橋本さんのブログへGO!

だって見学してないから画像持ってなくて…レポできないんです。こうやって見せてもらえるなんて、本当に嬉しいことです。ありがとうございまーーす!!!

納品は5月31日になりました! 楽しみ楽しみ楽しみ楽しみ~ぃ!

2014年5月13日 (火)

外装塗装

オーバーホール中のヤマハグランドピアノC5、外装の塗りなおしもお願いしております。ピッカピカになるんだよお!

塗装をしてくださっているピアノ技術ステーションの橋本修治さんがブログに書いてくださいました。
塗装まで見学に伺うのはいくらなんでも…だったのですが、自分のピアノが磨かれてピカピカになっていく様子を、見られるなんて…感激! 時間をかけてブログに書いていくださったのですよ! 是非ぜひ、見てください。コチラ

ガサツなもので、正直なところ傷とかあんまり気にしてなかったんです…譜面台にいたっては「割れたら、ここだけ買えるんちゃうのん?」とまで思っていたとゆー(汗 
いかん! こんな事では!! 猛省です。固いものを置いたり、ピアノにぶつかったり、楽譜を譜面台に粗雑に置いたりしたら、今後は激しくツッコミますよッ!

橋本さんも調律師さんです。塗装ができるという特殊技能をお持ちなところがカッコよいです。ホームページ作成のスキルも習得なさってピアノ技術ステーションのホームページは見違えるほどに素晴らしいものになるんだそうです。こちらも必見!w

たくさんの方に大切に扱われて、新しく生まれ変わるC5。5月30日に教室に戻ってきますよ!(→5月31日に変更です!) お披露目会を企画しております! 詳細は近日中にお知らせします~。

2014年5月10日 (土)

ハンマー取付

またまた来ちゃいました、荒木欣一さんのおられる、うたまくらピアノ工房。今日はアクション編、ハンマー取付!!!

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左がハンマーレールについているシャンク、右がウィペン。

奥に見えますのは、ニカワとコーヒードリッパーでございます。どちらも作業に必須アイテムでございます。ええ、どちらもです。

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古いものを見本として残しています。

丸くて黄色い、ローラーの部分の消耗がよくわかりますね~。
ハンマーを取付ける前に、ウィペンを取付けねばです。そのウィペンの、スプリングのくぼみを平らにならす作業をなさっている間に、

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作業済みのウィペンを軽くレールに取付けのお手伝い~。

マジです。真剣です。カメラまったく見ておりません。手で軽くつけているだけですので、

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♪仕上げはおとーうさ~ん♪

先にハンマーは削っておいてくださっています。ほら、

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手前が作業前、奥が作業後のハンマー。

シャンクを取付ける穴があり、Rに削ってテールを出します。88鍵全部ですよ~。削ってしまうので、「レンナー」の文字は消えてしまいます。

見本のハンマーの横に、基準になるハンマーを取付けますので、そのハンマーの打撃点がわかるように印を入れます。

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綺麗に、丁寧に。

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慎重に、基準になるハンマーの取付けが終わりました。

中高音のハンマーは古いハンマーより大きいです。シャンクも丸く、太いです。この形状が表現力豊かであたりの柔らかい音作りに繋がるそうです。
つまり私好みにあわせての配合というわけです。うふうふうふ。

残りのハンマーはだいたい4本ずつ、一気に約80鍵盤取り付けます。
「怒涛の立ち仕事です」

緊張の一瞬…

ハンマーを構え、ニカワを適量とったら、

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スタート!!!

ニカワが乾ききるまでの30秒の間に、ハンマーの方向と間隔を手早く揃えます。4本セットでだいたい3分強。これをおよそ20回。体力と集中力がいる作業です!

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完成~~~!!!

ほらほら、コーヒーも入りましたよ!
コーヒー好きな荒木さんとワタクシ、作業前と作業後にいただかねばならないのです。これがなければ作業が始まらないし、終わらないので必須アイテムなのでございますはい。

「この方向の写真も撮ってください。これが揃ってるのが良いんです!」はあーい。パチリ。

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ハンマーの丸いところの陰に注目~。

きれーに揃ってますでしょ? これって、これって、

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もち食感ロール!!!@ローソン

本日でアクション部の山は越えたそうです。や、白鍵黒鍵削りが待っています。これもほぼ一日がかりの大変な作業なんですって!

今日もありがとうございました~。





2014年5月 8日 (木)

ハンマー取付準備

いくらなんでも行きすぎじゃ? とそろそろ思われそうな気がしますが、

いいんだもおーーん。

今日もきました、うたまくらピアノ工房
うちのコ、C5は……

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鍵盤くっついてる!!

ピアノらしくなってきましたあ~! やはり白と黒です、うんうん!!
まだザックリ貼り付けただけなので、仕上がりの「顔」ではありませんが…黒檀特有の渋い黒。削れて変な色になっていた白鍵がピカピカ! きゃー恥ずかしいっ←?

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貼り付けただけの白鍵はこんな形状。

1つ1つ削って削って削って、形を整えるんだそうです。これが、すーーっごく手間のかかる作業だそうで…仕上がりが楽しみ!!!

でも今日は、この作業ではありません。

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作業台には、ウィペン(向かって左)と、ハンマーレールについたハンマー。

ウィペンには、私の気になる雑音の原因がいます。

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こんな風に、キュ、と平らにならしてもらいます。

固めてもらうと、基本的には発生しなくなるそうで。普段は応急処置ですが、オーバーホールならしっかりと固めてもらえます。わーい。嬉しいなぁ。応急処置だとあっという間に再発だったから~。
これはデモンストレーションとして、1つだけ作業していただきました。

今日のメインはシャンク(ハンマーの棒の部分)の取付です。ハンマーレールから見本のハンマーを残して、他は取り外したら、打撃点を記します。

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エクササーイズ!

身体の柔軟性も必要なお仕事なのです!

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新品のシャンクの音の高さを叩いて調べて並べます。

高音部の小さいシャンクだけではなく、すべてのシャンクを揃えるのがうたまくら.ならでは、荒木欣一ならでは、だそうです。高音部の小さいシャンクと中低音のシャンクとの繋ぎ目の音の高さもきちんと揃え、違和感のないように取り付ける順番を決めます。低音部は弦の響きが大きくてあまり気にならないので、高音を中心にシャンクの順番を考えます。
なるほど~…もうすでに、荒木さんには仕上がりの音が聞こえてるのかもしれないな~。

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順番が決まったら、ハンマーレールに取付。うふふ。お手伝い~。

しかしこのお手伝いはほぼ冷やかしみたいなもんで…ただ取付りゃーいいってもんじゃありません。溝の部分にあたるようにしながら、均一な幅に、まっすぐになるように、目で確かめながら……

無理っ!!!←ガサツで不器用

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お口にくわえているのは、糊付けする紙。

まっすぐ取り付けたら、シャンクが真上に上がるか目で確かめます。いくつかは左に走ったり右に走ったり、すこしずれます。ずれたものには、紙片をはりつけて傾きを正します。
ふええーー、真上に上がってないと言われても、わかりません!! 

今日は納品の日を打合せしちゃいました。まだ決定ではありませんが…
もう納品なのか~あっという間のような気がします。どうなってるんだろう、どきどき。

2014年5月 6日 (火)

鍵盤部品

鍵盤部分のオーバーホールのおまけ画像でございます。

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白鍵。アイボリー色をオーダーですよ。

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黒鍵。ご自慢の黒檀。積木やないよ~。

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ハンマーはレンナー社のマホガニー赤アンダーフェルト。

ひやー、ひやー、ひやー、めちゃ綺麗! 揃ってるうー!←ホントに叫んだ
や、だって、1つ1つバラバラになってるのしか見たこと無いし!

で、前エントリでごっつい笑顔であけていたのは、

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シャンクでした~。ハンマーの棒のところ。

音の高さを揃える作業が待ってますねっ、シャンク。くふっ。

あーーーーー
楽しかった!!!

すっごいお邪魔だったけど。荒木さん、すみませんでした…m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m

2014年5月 5日 (月)

アクション修理初日

あいにくの雨になってしまったこどもの日。オーバーホール中のヤマハグランドピアノC5、本日よりアクション修理とのことで、やってきました、うたまくらピアノ工房。アクションは~…

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いたよ!

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「現状の鍵盤の重さを知っておいてください」

荒木欣一さんがはかってくださいます。高音部より42g、45g、47g、55g、57g。低音にいくほど重くなり、黒鍵との差はだいたい揃っていて、白鍵+2~3g。ふむふむ。

今日は鍵盤部分の作業。

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ハンマーを外し、鍵盤を外していきます。

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赤く見えるところ、ブッシングクロスを剥がします。

水分を含ませた布の上にアイロンを置いて温め、接着剤をゆるめて、剥がします。

次に、白鍵の鍵盤を剥がします。水分は含ませず、アイロンであたためたら…

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ぺろーん。

見て見て~、白鍵、こんなに柔らかくなるんだよー!! 冷えるとカッチカチやで! ふふ、お手伝いさせてもらっちゃった。いいでしょ?

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黒鍵の裏のブッシングクロスはこのように剥がします。

すべて剥がし終わったら、新しくブッシングクロスを作ります。反物のブッシングクロスを1cmくらいの幅に切るには…

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ビリビリビリ~! 裂きます!

羊毛を圧縮して作るフェルトと違い、クロスは編んでできているので、裂いた方が繊維にそって綺麗に切れるのです。こうして裂け目にできたケバケバが、貼り付けるときにちょうどよいクッションになり、木によくなじむのだそうです。

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接着剤は、もっちろんニカワ!

ニカウさんやないよ~、膠(ニカワ)! 天然の接着剤、ニカワを使って作業をするところはあまりないそうです。荒木さんならでは!

黒鍵を剥がすのには、少し時間がかかります。黒鍵は分厚いので接着部分まで熱が届きにくいから。しかし焦って剥がすとササクレがいっぱいできてしまうので、落ち着いて、落ち着いて、様子を見ながら…

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パキン!  おおお~~~!

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すべて剥がれました。

「グリッサンドしやすいですよ」ホンマや、まっ平らですもんね! って嬉しくな~い!!!

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新しく貼ったばかりのブッシングクロス。

リボンが並んでるみたい! すごく綺麗に揃っています。さすがだ~さすがだ~。

白鍵黒鍵を剥がし、鍵盤のブッシングクロスを貼りなおして、本日の作業は終了。お昼とおやつとコーヒーをいただきながら、何よりのご馳走の、とっておきの雑談で楽しい時間があっという間でした。
私ほんとに、こういう作業見てるの大好きらしいです。飽きないな~。

こんな楽しいこともあったのさっ。

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ほらほら、ごっつい喜んでましょ?

本日は開梱の儀を執り行っていただいたの。いろんな部品を開封させてもらったのですよ~。なんか、そういうののパッケージを見るとテンションあがってしまうのです、何故だか。
ほぼ私以外嬉しい人はいないかもしれない、部品画像集が本日のオマケ、次エントリで!


2014年5月 1日 (木)

2014年5月のレッスン

2014年5月のレッスン

1~6日、26~31日はお休みです。
後半のお休みは、グランドピアノのオーバーホールの進捗状況により変更する場合がございます。

さっき、教室に向かっていると出会ってしまいました、

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馬!!!

なんでこんなトコに???

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ナデナデさせてもらっちゃって、カメラ目線でパチリ。

今月もイイコトいっぱいありそうです~。皆様にも、良い日でありますように。

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