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2014年4月28日 (月)

張弦準備

解体ショウ! を終え、1週間ぶりにグランドピアノC5に会いに行ってきましたあ。鉄骨も外されて、カラッポになっていたC5。ご機嫌いかが?

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鉄骨乗っとるがな!

そりゃ、そうです。いよいよ今日から張弦。その準備作業を拝見しにお邪魔しました。赤いフェルトの反物があります。弦を張るところのクッション部分を1つ1つジャストサイズに切っておられるところでした。

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反物からカット後、厚みも削って揃えます。

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接着剤でピッタンコ。すべて貼り終りました。

接着剤をつける量も、前面に塗ってしっかり貼り付けるところと、貼らずにふんわりするところとに分けています。ふんわりするところは、中低音部の手前あたり。最初に弦が当たるところなので、ガツンとしないように当たりを柔らかく。

高音部は接着剤を使っていません。高音部がかたくて衝撃があるような音色だと気にしていたので、私の好みに合わせてくださったのです。こういう事ができるのは、好みを良く知ってくださっている技術者さんにお願いしたオーバーホールならでは!

弦を張るには、チューニングピンをピン板(手前の穴のある部分)に立てなくてはなりません。チューニングピン、というのは、調律の時に調律師さんが「キュッ」とするところです。そういえば、無いでしょ? その前にやることがある!

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ピン穴に木を埋め込みます。

木目を一つ一つ確かめ、弦に垂直になるように揃えます。割れを防ぐ意味と、調律の持ちをよくするためだそうです。ここまでするところはなかなかないそうですよ~。

「お手伝いお願いできますか?」ほいほい、なんスか?
「木目を確かめて並べてください」はーい、喜んで!!!

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トンカチで埋め込みましたあ。まだやることがあるよ。

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ドリルで穴を開け、

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ピン板や躯体がヘタらないようにしっかりと支えをして、いよいよです。

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打つべし! 打つべし!

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記念すべき1本目のチューニングピン! おおお~~~!!!

この角度からだとわかりませんが、ここにも知恵と職人技が。

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ビミョーに、ナナメってましょ?

画面から見ると弦を左側方向に張るわけですから、あらかじめ反対側に倒し気味に立てておくのです。うわーー綺麗に揃ってる~。なんか、ニョロニョロみたい!

準備というのは、のちのちに起こるであろうあらゆる現象を把握した上で行うこと。すべてにおいて今までの経験や知識の蓄積があらわれています。先を見越したうえでの一手間だったり、必要不可欠な工程だったり、すべての作業に意味がある。すごいなあ~。張弦作業も是非見たい。明日もお邪魔しまあす!

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コメント

こんにちは。
オーバーホールと言うより、C5を土台に作る一品料理のオーダメード楽器に近いかも。
荒木さんが組み立てても、手作業ですから、2台をまったく同じにはできません。
その辺が匠の技の微妙な味ですね!

解体も面白かったですが、組み立てはもっと興味深いです。見学できてうらやましい。

PS.
音楽は、音の高さと長さだけで語ることなかれ!ですね。
楽譜は、それ自体が絵画みたいなものか…。
先日、色々お話させて頂いて、勉強になりました。

>う様

弦を張るのも1本1本手作業で、ピン板やピンホールの状態などを感じつつ進めておられます。ピアノの状態を肌で感じながらの作業なのですね~。
ほんと、組立は気持ちがいいですよ!

こちらこそ、お話しさせていただいて、今まで考えたこともない視点から音楽や楽譜を見ることができて、とっても勉強になりました。フィルターが一枚増えた感じです。

楽譜は絵画…なんだか詩的な表現ですね! ベーレンライター社のバッハのインベンションの楽譜は絵画のようだと思っていたりします。まさに!

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