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2012年6月28日 (木)

ぴんち

今日ほどハードルの高いレッスンがかつてあっただろうか。いや、ない(反語)

本来ならトリオを中心に練習しなくてはならないのに、その他のものばかり弾いてしまい、最近慌ててトリオを練習し始めてみたら、

間に合わねえ!

じゃあその他のは弾けているのかと、レッスンに行く目線で練習してみたら

弾けてねえ!!

ちょちょちょちょ、わたし、何をどう練習したらいいのーーー

その数日前。
先生が体調を崩しておられたので、レッスンに予定通り伺っていいのかどうか訊ねたところ、まだご無理なさっているように感じたので延期を提案したらお返事がなく…いやいや、行きます。それなら伺います。

というような事があったその後なのです、練習が空回っていたことに気付いたのは。このまま行ったら

練習できてないから延期したがったみたい。

ひーーー(((゚Д゚)))

若干お腹をくだしつつ、這うようにレッスンに行きました、結果。

バッハ:平均律第1巻15番→「棒引きしないで欲しいのよ。」合格→同21番

ショパン:エチュードOp.10-6→「その弾き方を覚えておいて、使うのよ」合格→「エチュードの次の宿題は、全部聴いてから考えるわ」

ドビュッシー:前奏曲第2集4番「妖精は良い踊り子」→タッチとイメージを教えてもらい、継続
同11番「交代する3度」→トレモロ苦手すぎ→継続

「ここまではトリオまでのウォーミングアップよ。いきなりやと緊張するやない?」ありがとうございますぅ。今日の私は何かとダメダメですぅ。まったく音楽できてなかったです。練習してもしても、何も進まないし何も聴こえないでいたけれど、先生に少しアドバイスもらうだけで、音が蘇ってくる…すごい! 目を覚ましてもらいました。

ラヴェル:ピアノトリオ1楽章→「あとは、合わせてみてどうなるかね。心配しないの! 失敗しても死なないから!!」→次のレッスンもみてもらえない様子…投げ出されたあー。泣いちゃうー。

「ショパンのエチュードはね…あなた、短い曲ばかりでしょう? そろそろ1曲しっかり仕上げたいわね。リストのタランテラ。タランテラにしましょう。」

は?( ゚д゚)ポカーン

「知ってる?」あ、はい、はい…すみません、あまりに驚いてリアクション無くなってました…多分、この曲やと…え? え? え? テクないっすから、リストは候補に挙がらないんですけど…指弱いですし…

「そんな事無いわよ。中間部に歌うようなところがあってね。いろんな弾き方が勉強できるし、テクニックもつくわよ」あ、はあ…はいぃ…

「弾いてるのを聴いてて、閃いたのよ。あなたの音、リストに合うかもしれないわよ。全然ダメかもしれないけどね、わからない。弾いてみないとね。ダメやったらダメで、『期待したほどやなかったなあ』で終わったらええやないの」そんな一か八か、嫌ですぅーーー

帰宅後、練習。ラヴェルラヴェルラヴェル! 夢中で練習。そか…ラヴェルだけに集中したかったんかもな、私。自分の心に気付くのが苦手なままだなあ…ちょっと中心にするものを変える、目線を変えるだけで良かったかもしれないのに。

さらにリストのタランテラ聴いてみた。巡礼の年第2年、ヴェネチアとナポリ。やっぱこの曲やんな、うんうん。

言っていいですか…?

萌えポイント皆無。

「歌」って…このカンツォーネは、ワタクシ不向きだと思いますーーしかも無駄に長くないですかーーー

改めてラヴェルを聴く。

ええ曲や…弾きたい弾きたい。何も考えずにしばらくこれに没頭しよ…だってもうレッスンみて貰えないみたいだもん。ぴんち。大ぴんちよ! リスト? なかったこと、なかったこと…だってラヴェルがトリオでピンチだから、ね、ね…逃避じゃないから! ないから!!!

2012年6月26日 (火)

7月のレッスン

2012年7月のレッスン

16日は祝日でお休みです。

ピアノ三重奏の合わせ(練習)やレッスンのため、以下の日程はレッスン日時を変更させていただきます。該当する方はお一人ずつ変更日時をご相談いたします。ご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

6日(金)15時以降
14日(土)午後、
20日(金)15時以降

2012年6月23日 (土)

エリーゼを弾くエリート

拙ブログ登場回数最多であろうお友達、おばけママさんのお教室の発表会のお手伝いに行ってきましたぁ。

こちらのお教室は、趣味とはいえ、真剣にピアノを練習なさっている大人の方が多く、プログラムも本気です。ショパンのノクターンOp.9も、2番だけでなく1、2番両方。ブラームスのスケルツォ、ラフマニノフの楽興の時など、大曲ぞろい。しかも渋い。この緊張感漂う「大人の部」に、うちの教室の方も参加させてもらい、貴重なアウェイを体験頂きました。練習期間が短かったし、今までより、うんとテクも表現力も要る曲だったけど、完奏。9月はホームでがんばろね。

本日の私のお仕事は、司会。司会と言っても…アナウンスです。影マイクで原稿読むだけ。影マーで、べーしゃーです。ギョーカイっぽく言うと。言いませんけど。

もう一つ重要なお仕事は、連弾の譜めくり。ドビュッシーの小組曲全曲演奏ですよ。すごくないですか? や、すごいんすよ。粗相があってはならないので、同じ版の楽譜を入手し、譜めくりポイントをあらかじめチェックしたくらいです。ここだけの話、人前で何かするの、苦手なので…予習が必須。

にしても、よく噛みました…原稿あるのに。譜めくりは、ギリセーフ? でも、その前の連弾で有得ん失敗を…

「もしかして、落ち込んでる?」ええ!!! 凹んでます! ここだけの話…

にしても、やはり今年も濃ゆいプログラムでした。こちらのお教室は90分レッスンなんてのもあるのです。そりゃ90分かかるでしょ。

お子様の部は、なんと半数が初発表会だったそうで…そうとは感じさせない立派な演奏ばかりで感心しきり。そんなお子様の部のトリを務めたのは、「おばけちゃま」。おばけママさんの息子さんです。そう、「先生の子」という大看板を背負って、「エリーゼのために」をペダル無しで完奏……ペダル無し?

「踏むはずやってんで? でもな、練習が間に合わんかってん…」あ、ソコ? あえてかと思いましたー。蝶ネクタイをキリッとしめて、揺るがぬテンポで弾ききる様は、

「エリートみたい」うちの教室の生徒さんのお母様:談 上手いッ!

Osarai
おばけちゃまの連弾は、ルパン三世でした。とってもカッコよかったよ。

「あたしのおかげや。」おばけママさん…ホント、カッコいい…

そんな切れ味抜群のおばけママさんのお教室はコチラ

一度斬られてみてください。やみつきです。

2012年6月22日 (金)

カエルとき

カエルノピクルスキーさんが御用の往復の2回お立ち寄りくださったその日の帰り道、商店街で出会ったカワイコちゃん。

Kaeru
アマガエル~。

消灯して暗い商店街をピョコピョコしてました。めっちゃちっちゃい! でも自転車に轢かれそう…

ハラハラしていたら、偶然私の兄(リアルカエル好き)が通りかかり、軽く捕獲して、教室の裏の植え込みに放してくれました。

きっと今日もピョコピョコしてるよ~。

Pace Down

発表会の選曲が佳境に入ってきました。(うちの教室にしては)いわゆるピアノの名曲ぞろいです。アニメ、J-Pops、アレンジもの、少なめです。

選曲の最大のポイントは、「自分自身が弾きたい曲」。レベルに合わないオリジナルがピアノの曲を希望した場合以外は、即決定。特に無ければ、二人で話し合って決めます。「これにしとき」とは言わないです。納得するまでとことん話します。全部ダメ出しされることも…(涙)

希望の曲がJ-Popsの新曲、学校で習った曲などの場合、楽譜が市販されていないときもあります。アレンジが難しすぎるときもあります。そんな時は自作。心強い相棒、楽譜作成ソフトFinale登場~。

1音ずつポチポチと打ち込みます。メロディを聴きとって伴奏をつけるだけなら、簡単にすみます。問題は連弾。今年もオーダー入りました、嵐の新作「Face Down」。毎年嵐の新作を連弾するこのペアは、連弾の経験値も上がり、演奏レベルもかなりのもの。そのうえ今年は受験などで連弾のみの出演! これはマジやな。本気で作らな。

しかしですね。Face Down。合成音や声の加工などでとってもかっこよく作られているのですが、同じメロディとコードの繰り返しで、普通に楽譜におこすと単調。あちこちに埋め込まれたメロディの、どれを使うか、どちらのパートにどの音域で割り振るか…お借りしたCDを聴いては書き、書いては聴き、試作をします。

連弾の場合は、試作段階で自分一人で弾いてみることができないのが難点。そこで! またまた通りすがりのお友達のカエルノピクルスキーさんを捕獲!! お願い! プリマ弾いて!!!

実際に二人で弾いてみると、一気にイメージが固まります。不備も見つかり、グッと進みます。ご用を終え、通りすがりのカエルノピクルスキーさんをもう一度捕獲! お願い!! 修正したから、もっかい弾いて!!!

完成~~!! ありがとー。今回は手の交差とグリッサンドも入れられたよー。

アレンジは完全に我流。ましてやロックなんて、理論も知らないです。耳コピも得意ではないです。すっごく時間がかかるうえ、ある程度構想が決まってきたら、集中して作ってしまわないとできません。

つまりですね。Pace Down。他の事ができません~。だからマルチタスクじゃないんだってばあー。自分の不器用さに辟易。

でもね、こういうのも好きだったりします。楽しい。少しずつだけど、私自身もアレンジのツボを見つけていっている…ような気がします。何より嬉しいのは、楽譜を手渡した時の顔。これが見たいんだな。

年に一度の発表会、教室の皆さんはもちろん、私自身も成長する機会。学ぶことはまだまだたくさんあるなあ。

おっと、練習がPace Downですよ! 今日は練習するぞ~!

2012年6月18日 (月)

mission YAGI

ドビュッシー:前奏曲第2集11番「交代する3度」

お芝居を過激な回数観に行ったり、発表会の選曲やアレンジで手間取ったり、ピアノが弾けない時間が多かったのですが、弾いてないわけではありません。参考までに母からの禁断の一言。
「アンタ、いっつも遅おまでピアノ弾いて。学生の時より、よお練習してるんちがう?」んな事ないわっ!

母が耳にしているであろう、遅くに練習してるのは、たいていこの曲。目を閉じても弾ける箇所が増えてきて、スピードも上げてってます。10分も弾けば疲労困憊。あのね十六分音符のトレモロ77小節連続とか、無理難題はやめましょ、ホント。身体に悪い感じになので、一日の最後にとっておきなのです。

しかし先生によると「ヤギくん」は。この曲を。とってもお上手にお弾きになる。この曲を。

YAGI! ゆるさん! YAGI! ハードル上げやがって!! YAGI! アンタのせいで確実に合格レベル上がってんで!

仮想敵はYAGI。打倒YAGI。YAGI、殲滅すべし。

そのような矮小な考えで練習をしていますと、音楽も小さくなるようです。今日、ゆっくりとテヌートのついた音と、ついていない音を整理して弾く練習をしてみましたら、「鋭く速い」と思っていたタッチがどうやら間違っていたらしい事に気付きました。ああこの曲も~ハーフですか~そうでしたか~でも高速なんですね~(爆涙)

YAGI遠し…←

2012年6月16日 (土)

日本の食卓

シェークスピアのお芝居を観に行きました。立て続けに数回。それからのワタクシ。

シーン1:朝餉

「沈黙と暗闇に覆われた空の東に朝を告げる光が差し、星たちは姿を消していく。生あるもの時間の始まりだ。」
ダイニングテーブルに向かって歩く
「朝の霧に似た湯気の向こうに見えるのは、炊き上がったばかりの白ご飯。一粒一粒が真珠のように輝いてる。見ろ! その隣にあるのは蕗。夏の訪れを知らせる先触れ、家の中のあらゆるところを醤油の香りで満たしていたものの正体だ。母が『お砂糖を足すつもりが、塩を足してしまった』と言っていたな。構うものか! 少しばかり辛さが増そうとも、その芳醇な旬の味に変わりはない! さあ、米よ、蕗よ、我が胃におさまり、血となり肉となれ!」

朝ごはんを食べるまでにこのような長台詞を考えてしまう病に罹っていました。時間のかかることかかること。

そんなこんなで更新できず…そろそろこの呪いも解けてきましたので、ボチボチ更新しまあっす。よろしくお付き合いくださいませ。

2012年6月 9日 (土)

小休止

ある日のお茶。ケーキセット1300円のおチョコおケーキ様。

Choco5
おばけママさんと半分こ~。

左は季節限定のカフェショコラタ。右はちょっとお安めの小さめトルテ。エンゼルパイではないのだ。中はマシュマロではないのだ。めっちゃ濃厚~うまあーい。

クランブルは謎の果汁が入っているのだそうで、何がどうなったのかまったくわからないけど、ミラクルウマー!!! このクランブルだけ、袋売りしてクダサイ! チョコケーキと頂くと…相乗効果でますますウマー! 添えられているドライイチジクを少し切り、ケーキといただくと…魅惑ウマー!

いちいちスキがありません。ほんまレベル高い。

コーヒーお替りサービスでゆっくりじっくりしっとり堪能。お替りするたびお味が変わるところは、ご愛嬌。

このあと、もう1つ、スタンダードなチョコケーキを追加オーダー。二人で半分こ~。そえられたソースがプラリネチョコで、そりゃもお…こそげとっていただきましたとも。

普段は、めったにケーキを食べません。ましてやこのような高級おチョコおケーキ様は、ハレの日です。ケの日ではないです。今度はいつ来られるかな~。なんかのご褒美の時やな。

2012年6月 3日 (日)

発表会申込始まる

発表会の申込が始まりました。

2012年9月22日(土祝)午後予定、アゼリア大正ホールにて。

申込は6月30日までです。

もう曲を決めて練習を始めている方もおられますよ~。たくさんのご参加をお待ちしてます♪

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