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2012年4月30日 (月)

無理設定

有得ん。新曲4曲あるとゆーのに、突然4日後レッスンて。中3日て。まったくカタチになってないよ? 3日あるっつっても、レッスン(教える方)がありますから。そないに練習はできません。

茫然自失。

先生のお宅の防音室には、スタインウェイとヤマハC3が並んでます。いつもヤマハを弾かせていただきます。ご挨拶をして中に入ると…スタインウェイにライトがあたり、譜面台にはラヴェルの楽譜が! 先生!! 練習してらしたんですね…

あかんあかん。見なかった事にしよう。スタインウェイの方は向かへんで。

「ラヴェルから聴かせて」お話もそこそこに、早速ラヴェルっすか。1小節目でもうダメだしっすか。おおお、なんか濃ゆいっす。

「うん! これでいきましょう。変えて良かったわ~。これなら大丈夫よ。決まり。もう、変えません!!!!!」だ、大丈夫っすか? マジっすか? あざあっす!!!

「ベートーベンは仕上がりが見えなかったものね。これはいけるわ。」はいー仕上がり、私にもさっぱり見えませんでしたーー先生にも見えてなかったんですねーーなんでやろー(涙)

急な曲目変更で、本当に心配してくださっていたようで、ホッとしたようにスタインウェイから離れ、いつものヤマハのピアノの横にスタンバイ。先生、ホントにごめんなさい…。

ソロの結果。

バッハ:平均律第1巻10番→「いいでしょう。」やたー! すんなり合格した! →同15番

ショパン:練習曲Op.10-6→内声部のレガート奏法をみっちり指導。むっちゃムズイ! でもこれハマります!!「でしょ?(ニヤリ)」

ドビュッシー:前奏曲第2巻5番「ヒースの茂る荒地」→クリアな音色ではない。音色の研究が課題。

ドビュッシー:前奏曲第2巻11番「交代する3度」→テンポアップするよう、引き続きガンバレ。

「次の曲は…そうねえ…ま、プレリュードは全部弾いて欲しいんだけどね

( ゚д゚)ポカーン

や、そっすね…おかしいと思ってたんすよ…てかね、そうなんだと思ってましたよ、5番と11番が宿題になった時点で。抜粋なら、この2曲はやらないですもん。フルコースやと思ってました。ええ、思ってましたよ。お見通しさっ!!!(-ε-)

平均律も「全部ね」と言われている私。この2つで人生終わりそう…(遠い目)

楽譜

ラヴェル:ピアノ三重奏1楽章

何を隠そう、ラヴェルの作品を弾くのは始めてです。どもーはじめましてー。お噂はかねがね…はじめてでいきなりトリオってどうなんでしょう。しかもこのトリオ自体、ほぼ初対面。大丈夫なのか、私。

普段は練習を始めると、CDなどはほとんど聴きません。そんなん言うてる場合やない! 毎日鬼リピ。CD2枚追加購入。ピアノ曲全集だって買ったわよ。

ライナーノートが大好物。読んで、「へーえ」というのが大好き。1枚は日本のレーベルのCDを買い、お勉強。このトリオは、第一次世界大戦勃発後に書かれたもので、この曲を発表後、ラヴェルは志願し戦線へ向かうそう。つまり、大戦までのラヴェルの作品の集大成であり、ラヴェルの遺言でもあるわけです。

………はじめましてー。こんにちはー。えっと、はじめてなんですが、大丈夫なんでしょうか…

楽譜を読むのは、会話と似ているような気がします。作曲家は、何を言いたかったのか、何を表したかったのか…時間も空間も言語の違いも越えて、通じ合う。そんな感じ。

CDを聞くのは、訳本を読むのと似ているような気がします。いや、演奏者の方が強いかな…。演奏者は「私はラヴェルがこう言ってると思う」という思いを音にするわけです。

死を覚悟し、おそらく遺作になる作品と意識しながら書いたであろうこの曲に、ラヴェルは何を遺したのだろう。

………いやホンマ、はじめましてぇ…いいんでしょうか、私…

とりあえず、レッスン逝ってきます…←逃避してた

2012年4月29日 (日)

PTNA

ステップに参加する生徒さんがおられ、聴きに行ってきましたあ。

初ステップ。発表会とは違って、知ってるお友達もいないし、ご家族と離れて座って順番を待たなくてはならないし、緊張するよね。

ちょっと難しいかな? と思う曲でしたが、「どうしても弾きたい!」と一生懸命練習してきてくれました。終盤のレッスンでは「好きやったけど、キライになってきた…」というくらい。だってこんな長い曲、はじめてだもんね。

本番は最高の出来でした。安定したテンポで、ていねいに、でもメリハリもきちんとつけて。緊張しちゃってちょっとミスはありましたが、臆することなく最後まで弾ききってくれました。

初めてのステップ、どうだったかなあ。1回だけでなく、続けて参加して欲しいです。

2012年4月28日 (土)

『感謝』

今年は中学校に入学する生徒さんがとっても多いです。ありがたいことに、ほぼ全員変わらずレッスンに通ってきてくださいます。一人だけ退会した生徒さんも、発表会には出てくださるとか。クラブも決まり、レッスン時間の変更も完了。何のクラブに入ったか、何組になったのか、お話しするのもレッスンの楽しみです。

中3で受験を控えた生徒さんも、できる限り続けてくださるそうです。息抜きに遊びに来てくださるくらいでもいいです。とにかく続けること、それが大切だと思います。自分なりのピアノとの付き合い方を見つけてください。

他の教室の先生はレッスンにならなかった年長さんの男の子。ずーっとふざけてばかりで会話になりませんでした。テーブルをひっくり返し、歌って笑って泣いて大忙し。でも毎週変わってきてて。ふざけていい時、先生のいう事をきく時、やっていいこと、悪いこと、毎回何か学んでくれているようで。前回は世間話(?)も自分から話してくれました。同じ目線で本気で笑って本気で遊んで本気で叱って、パワー全開。それでやっと伝わってきた。人と人との関係が築けてきた実感。うれしいな。

切ってしまった弦を修理に、荒木さんがもう来てくださいました。もう直ったよ。音色が気になることなど相談にのっていただき、調律もしてくださって、いつも本当に楽しくて勉強になります。今日は、切れた弦でこんなものを作ってくださいましたよ。

Gclef
何の記号でしょう?

弦を張るところを見たいと、カエルノピクルスキーさんも来てくださいました。お近くに御用でお越しだったので、その帰りにお立ち寄りくださったんです。こんな可愛いお土産をもらったの。

Donatsu
バウムクーヘン。可愛いでしょ?

「私、カエルは食べられないから、誰か食べて!!」マジか。ほんならアタクシが。目から食ってやるわ←お約束

整音パネルの状況とご自身の近況をお知らせくださるメールを頂きました。こんな風に気にかけてくださる人がいる。優しさがシミジミ伝わります。

こういうこと全部、なんか、イイ。毎日毎日、素敵なことがある。1つ1つのことが心に響いて、毎日私は変わっていく…ような気がするくらい。
とあるところで『感謝』と書いている人がいて。きっと同じことなんだろうな。『感謝』という言葉を選んだのね。選んだ言葉に人柄が表れるような気がするな。私は…何かなあ。こういうの、決められないんだな。とりあえず今日は「感謝」。

2012年4月26日 (木)

海鮮丼はおいしいなあ。

お友達のカエルノピクルスキーさんとランチして一緒にピアノ弾いて2対3のリズムの事を話をし初PTNAの方や大学受験で今月いっぱいで辞める方などのレッスンをしてたら先生から「明後日レッスン」と無茶ぶりな連絡がきて心の平静を保とうと軽くピアノを弾いていたら弦が切れました。

弦が切れました?

はい、弦が切れました。

えっと、月曜日レッスン行くことになったんです、急に。
えっと、グランドピアノで練習したいんです、ヤマハC5で。
えっと、ランチは日替わり海鮮丼@680円漬物味噌汁付激旨CP良過ぎでリピケテーイ。

………えっと、結局、今日の私には何が起こったのでしょう。

あ、

弦が

切れた。

レッスン受講前なのに。

くーーーーーう(/□≦、)

2012年4月22日 (日)

導火線

ドビュッシー:前奏曲第2集11番「交代する3度」

今回の新曲は、手加減感じるなあ。メインが別にあるし、一気に4曲だし。この曲も、譜読みは特に難しくないんだよね。譜読みはね。譜読みはね。

後に作曲される「練習曲」の先駆けであるかのように、この曲に必要な技巧が題名になっています。他の11曲には、「例えるならこのようなイメージ」と、演奏するにあたってのヒントがタイトルとして曲の最後に書き添えられているにもかかわらず。はて何故ぢゃ。

いつものように、数日間はキッチリカッチリ弾きます。交代する音がレガートになるように弾いてみたり、ごく軽く切ってみたり、どう弾いても粒が揃うように練習してみます。そろそろ流れがつかめてきたぞ。ちょっとだけ、速く弾いてみよ。てへっ。

を。結構テンポ上がるな。やっぱなー、曲のイメージが変わるよなー。もちょっと、テンポ上げてみよ。てへぺろっ

をを? そお? そおなん? もっとテンポ上げてみていい?

ぬあああああ!! これ、身体に悪い!! 花火みたい!


…ん?
この次、12番…花火…

あ!! もしかして、これって、イントロ? 花火の…導火線??

まだわかんないよ。わかんないけど、そうなんかなあ? もう、今日は弾くのやめときます。まだ曲らしく弾くには時期尚早。危ない危ない。危険危険。

だから花火の後にこれが宿題に出されたのかなあ…先にこっち弾いてたら、確かにこの気付きは無いもんな。当たりか外れかは別にして。

ドビュッシーは、やっぱ、降ってくる。なんやろな。今まで聴こえてなかったものが突然響いたり、見えたりします。それが何なのか、追っていくとまた違うものがあって、それが何か知りたくて、また追いかけて…気付いたら全体がまとまってくる…そんな感じかなあ。や、違うときもあるな。ううーん。なんやろな。この感じ。なんやろ。

やっぱ明日も弾こ。

2012年4月21日 (土)

GWのレッスン

ゴールデンウィークは1週間お休みを頂戴します。

4月29日(日)~5月6日(日)お休み

そうそう、毎年GWは「ラ・フォル・ジュルネ・ジャパン」!
年々規模が大きくなり、開催地も増えてます。いつか東京、行ってみたいなあ。
関西ではびわ湖で開催です。GWのお出かけにいかがですか?

あうち。

高橋大輔さんのフィギュア、録画し忘れた…_| ̄|○

「めっちゃカッコ良かったで!」と母に自慢されました。SP94点ですって? そりゃすっごいでしょうとも。だけどどんなに語られても、素晴らしさはいっこも見えません。無念さがつのるばかり。きーぃ! わざわざ話していらんわっ(`ε´)←スネた

言うてるそばから、フリーも録画し忘れた…_ノフ○

あとで動画探して見よ…(ノ_-。)

2012年4月18日 (水)

ふよみ

ドビュッシー:前奏曲第2集5番「ヒースの茂る荒地」

譜読みの毎日。いいなあ、これ。1集の「亜麻色の髪の乙女」みたい。冒頭の単旋律がどこかオリエンタル。次第に音が増えて和音になって、色彩が豊かになるフレーズ。ドビュッシーやなあ…「子どもの領分」の「羊飼い」も思い出すなあ。
よっしゃあ、転調して、サビ! ん?

ジョン・ウィリアムス!!Σ(・ω・ノ)ノ!

スーパーマン? スターウォーズ?…メインテーマのメロディは、どっちがどっちやった?

………え?
譜読みはラヴェルだけやったんちゃうんかって?

ま、まあな…
ま、ええやん…←小心者

2012年4月15日 (日)

ピアノ発表会挨拶(例)

「検索ワードランキング」とゆーのが、このブログの右下のほーにあります。設定した記憶はないんですけど、どうも「ピアノ発表会 挨拶」とゆーのが、やたらによく登場します。2007年だったかの発表会のご挨拶をこちらに書いたようで。ソレが検索でヒットしてるのかなぁ? や、ソレ、一般的な挨拶じゃないし。

ほんなら定型文を考えてみましょお。

1.来場の皆様へのお礼
2.出演者(生徒さん)へのねぎらいの言葉
3.講評(少人数の場合)
4.発表会を行うことの意義、ねらい
5.今後へ向けて
6.シメ

文例
1.本日はお忙しい中をお集まり頂き、最後までお聴きくださいまして誠にありがとうございました。
2.演奏した皆さんは、この日のために精一杯練習してきました。
3.どの演奏も、努力の成果があらわれた、立派な演奏だったと思います。
4.人前で弾くことも大切ですが、他の方の演奏を聴くこともとても大切です。
5.皆さんは、他の方の演奏はどう思われましたか? 弾いてみたい曲、素敵だなと思った曲があれば、教えてくださいね。次の発表会では、そう思ってもらえるような演奏ができるように、一緒にがんばりましょう。
6.このような催しができましたのも、お集まりの皆様のご理解とご協力のおかげです。今後ともよろしくお願い申し上げます。本日は本当に、ありがとうございました。

こんなもんでどお?

使えそう! と思った方、コメントお願いします。
使えねえ! と思った方、ダメ出しのコメントお願いしますww

今日はとってもいいお天気! ピアノを練習したら、ちょっとお散歩に行こうっと。

2012年4月10日 (火)

サクラチル

桜の季節ですねえ。先生のお宅の横の公園の桜が、綺麗なの。春は始めてだもんな。

Yes。レッスン逝ってきました。

ベートーベン:大公→悩み相談

弾けないんです。ほとんど練習してないんです。なんか、わからないんです。違うな、と思うけど、じゃあどうすればいいのかわからないんです。通して弾いたりしてないです。トリルの練習とか、そんなんだけです。今弾くと、今の私だと、変な方向に練習して、変な癖がついて、変な仕上がりになります。好きか嫌いかって言われると、そりゃ好きです。楽しいか楽しくないかって言われると、楽しいです。でも、違うんです。

「ドビュッシーは、見えるんでしょう?」はい。なんか、決まってきます。もっと、こうしよう、っていうのが湧いてきます。大公は、人の様子を伺いながら弾いてるような感じです。指示待ちっ子みたいな。優等生。間違いはしたくない。そんな感じです。あ、弾けと。はい。

「ああもう…えらいこっちゃ」すみません…しょぼーん。な、なんすか? その大きな本。あ、トリルですか? トリル、まだおかしいですか?

「トリオ、トリオ…ショパンはどう? ショパンもトリオを書いてるのよ」あ? はあ…ショパン?? トリオ???

はあ? へ、へんこう?? たいこう、へんこう???

「早く、変更できるかどうか連絡してきいてみて。早く!」は、はぃぃっ…

「変更できるなら、もう今日からすぐに変えましょう。すぐよ!」は、は、はいぃぃぃっっ……

「待っててもしょうがないから、弾きましょう。」は、は、は、はいぃぃっ!

バッハ:平均律1巻10番→メトロノームを使ってきちんと弾きましょう。右手の4、5がまだ弱い!

ショパン:練習曲Op.10-8→テンポアップ→さらにアップ→「ゆっくりちゃんと弾いておけば、あとでどうとでもなるのよ! わかった?!」はい!!! 久々の実感です!! 「じゃ、これはいいわ」えっ? このテンポで弾いてなかったけど…ええんかな…

ドビュッシー:前奏曲第2集6番「風変わりなラヴィーヌ将軍」→「うん。じゃ、花火弾いて」→以降、何も触れられず。

ドビュッシー:前奏曲第2集12番「花火」→「横で聴いたら上手く聴こえるだけかもしれないから、後ろで聴くわ。冗談よ。」ボケツッコミもできはるんですね、先生…→合格。

「やっぱりアナタは印象派が良いわ。トリオを変更するかどうかよね。できないなら、無理矢理でも仕上げなくちゃね。できるなら、この後すぐに楽譜を買いに行って頂戴。宿題の出しようがあるやない、私にも。どうかしらね。まあ、一応出しておくわね。」

ショパン:練習曲Op.10-8→Op.10-6

あ、電話かかってきました。えとえと、このまま出ますね。出ますよ~。…変更アリだそうです。

ベートーベン:ピアノ三重奏「大公」第1楽章→ラヴェル:ピアノ三重奏第1楽章

「今すぐ、帰りに楽譜を買いに行くのよ!!」はいいいっっっ!!!!!

「ドビュッシーの次の曲は付箋を貼っておいたから」人が電話応対してる間に…つか、まだやるんや、前奏曲…マジか…ヤラレタ…

「付箋貼るの、ちょっと楽しかったわ(はあと)」そんな可愛く言ってもラヴェルしか弾かないですよ(怒) ラヴェル譜読み終わったら、連絡しますから! ラヴェルだけですよ!!

「わかったわ。メール待ってるから。はい! すぐ! 今すぐ、買いに行く!!!」はいいいいいいっっっ!!!!!!

車に轢かれそうになりながら(本当)ダッシュでササヤ。

それにしてもベートーヴェンが遠い遠い…またフラレタ。春めく大公、短い春。

そういや、ドビュッシーの次の曲って何やろ。

ドビュッシー:前奏曲第2集6番、12番→同5番「ヒースの茂る荒地」、11番「交代する3度」

付箋、2つとも移動しとるがなっ……ヤラレタ………

2012年4月 9日 (月)

不発弾

ドビュッシー:前奏曲第2集12番「花火」

結論から言うと、グリッサンドで鍵盤が血だらけになることはありません。この曲を練習する過程において、おかしな格好で練習する事により身体が痛くなることはありますが、鍵盤が血だらけになる要素はありません。しかしやな。

「あなたのドビュッシー、好きよ! 今日は仕上げを聴かせてくれると思って楽しみにしてたのに」(前回のレッスンにて)

はあ? ややや、先生、1~2ヶ月で仕上がるわけないっしょ。ややや、そりゃ無理、無理。でも残念そうにされると堪える…ごめんなさい先生、次はがんばります。

その日から、グループレッスンの日も、セミナーの日も、花火だけはとりあえず弾く。何しろ自分の演奏を褒めてもらった記憶がない。ましてや楽しみにしてもらったことなんて、今まで一度も無い。そりゃ頑張らなきゃって思うでしょ。とりあえずスピードだけは上げておき、ここ3日のお休みの間に火薬を詰めれるだけ詰めてみた!!

無理。

ドビュッシーって、なんか決まってくる。自然に見えてくる。弾けば弾くほど、聴こえてくる。迷ったときは楽譜を見てみると、答えが書いてある。そやのに、まだまだまだまだそんなトコがいっぱいあるよーう。゜゜(´□`。)°゜。

実は明日レッスン。
詰めた火薬が不発に終わりそうな悪寒。

レッスンは明日。

逝ってきます……

2012年4月 8日 (日)

付箋練習法

バッハ:平均律第1巻10番

プレリュードをチェンバロを鳴らすくらいのタッチでしっかり弾くと、何故かタンゴっぽくなるんです。なんで?
ははーん。つまりこれは、イタリア協奏曲でいうと2楽章にあたるわけやな。たっぷりと歌うように弾いていこ。

「全然違うわよ」(前回のレッスンにて)
しくしくしくしくしく。テストでいうとヤマが外れた気分。しくしくしくしく。

いいもん。早めのレッスン設定が功を奏し、痛手が少なくてすんだの。だからいいんだもおん。ベクトル修正して練習しなおし。

フーガは半音階のテーマが印象的。左手のメロディの3拍目を焦ると大破する模様。

さてそろそろ詰めていかねばなりません。グダグダになるところも決まってきました。ここです。

Fusen
最近のお気に入り、ぴヨコちゃん付箋。

見返りぴヨコちゃんとぴヨコ画伯が見つめる先に、危険地域があります。ぴヨコちゃんを貼る位置決めも大切です。「ぴヨコちゃんがいる!」と勇気づけられるポイントに貼ります。つまり、ぴヨコちゃんを見てからでも間に合うポイントね。

付箋を貼っただけで満足してはいけません。それは苦手なところを整理しただけで上手くなったような錯覚に陥っているだけです。

上手になったら、付箋を剥がします。←ここがポイント! 「ありがとね、ぴヨコちゃん」といいながら、ゴミ箱にさよなら。これを繰り返し、レッスンまでに付箋が無い状態にします。レッスンの時にパッと楽譜を開いて、ぴヨコちゃんがいたら、負けです。

…と言いつつ、ぴヨコ画伯と見返りぴヨコちゃん、まだいてるんだ…さよならしなくちゃ。

2012年4月 6日 (金)

2012年春特別セミナー・2

セミナーのあと、一人ずつ古楽器を堪能する時間を設けました。そうすると、待ち時間ができてしまいます。そこで! 日本史、世界史、音楽史、ピアノ史を年表にまとめてみよう!!

かねてより付箋を愛してやまないアタクシ(少し嘘)、ここでも付箋を使います。先に担当を決めていたので、調べてきたことを付箋に書いてもらいます。

After
クラヴィコードを試している間に、書いてもらってるところ。

Shikishinow
今日の感想は色紙に寄せ書きして、荒木先生に渡そうね。

Nenpyonow
付箋が書けたら、年代順に画用紙に貼ります。

Oekaki
歴史がまだ難しい小さい子は、楽器をスケッチ。じょうず!!

Hukushu
出来上がった年表を見ながら復習。

もう一度、楽器の名前、特徴、年代、それぞれの楽器にまつわる人名をホワイトボードに書いて再確認。クリストフォリは楽器を発明した人だけど、ドルメッチは違いますよ~。楽器の表現力の差について、弾き聴き比べて再確認。

Nenpyo1_2

Nenpyo2_2
年表はこんな感じ。

記念写真を撮りますよ~。最初は

Kowa
怖い顔。カメラを持っているお父さんを睨んで睨んで~。

Hengao
ヘン顔。

Peace
ピース!!!

荒木先生も、ファミリー参加の方もおられる時に撮影すればよかったな…しまった。

この後、お一人はお父さんと一緒にお帰りになり、残りの女子は近くのファミレスで女子会! 一番小さい女の子は、一度食べてみたかった「フライドポテトだけ」を注文し、ものすごく幸せそうでした。

教室の最寄り駅で解散。オツカレサマ~。また行こうね!

2012年4月 5日 (木)

2012年春特別セミナー・1

「ピアノがピアノになるまで」~歴史的鍵盤楽器への招待~

2012年4月1日(日)10時~13時、うたまくら.ピアノ工房にて、調律師の荒木欣一さんのセミナーを受けてきました。

ピアノがどのような変遷を経て今の形になったのか、構造と発達の歴史を、実際に楽器を鳴らし体感しながら学ぶセミナーです。モノコードの時代から、ディスプレイを見ながらの解説。Mac、かっこい。

Seminar01
早速、クラヴィコード登場~。

Seminar02
鍵盤の先に、小さな板がついています。これが弦を押し上げ、発音します。

Seminar03
ディスプレイのご令嬢同様の、しかめっ面で実演。

すっごく音が小さいでしょう? この楽器が全盛期だった頃は、自動車もエアコンもなく、騒音がなかったのですね。これくらいの音量で十分だったのです。しかし大人数だと聴こえないし、もうちょっと音量が欲しい。ということで。

Seminar04
チェンバロ登場~。

弦をはじいて発音します。音が大きくなりました! 見るだけ、聴くだけじゃないよ。弾きます弾きます。

大きな音が出せるようになったけど、小さい音も両方出したい。強く弾けば大きく鳴り、弱く弾けば小さく鳴る楽器があればいいのにな。ということで。

Seminar05
フォルテピアノ登場~。

お母さんも弾きます弾きます。ピアノを習ったことがないお友達も、みんな弾きます弾きます。鳴らすだけでいいよ。

Seminar06
「調律してみましょうか」

荒木先生による、クラヴィコード、チェンバロ、フォルテピアノ、グランドピアノの調律の音。調律が狂っていると、なんだか歪んだような、おかしな音がします。

「質問のある人~?」
ここで、フツーはシーンとなりそうなもんです。しら~っとした雰囲気が流れそうなものなのですが、

「はあい! はあい!!」
小学生も中学生も、お父さんもお母さんも、手を挙げて質問。へえ~なかなかやるな、みんな。いやホント、感心しました。

ここでセミナーはおしまいなのですが、1時間延長してお借りしました。せっかく行ったのだから、ゆっくり弾いてみたいやん? はじめに、先にお帰りになるファミリー参加の大人の方から体験。あ! お父さん、マイ楽器ご持参! そして

Gasso
いきなりアンサンブル。

バッハの平均律1巻1番プレリュードと、グノーのアヴェマリア。お断りしておきますが、このお二人は初対面です。ホントにいきなり合わせてます。楽器が演奏できるっていいね。

After02
みんな静かに聴いていました。

さ! 今度はみんながゆっくり弾く番だよ~。教わったことを確かめながら、弾いてみてね。待っている人には課題があるのだ。それは!

次のエントリで…

うたまくら.の荒木さんのブログはコチラ
みんな写ってるで。

耳コピ初級・家族連弾

良いお天気ですね~早く暖かくならないかな。

家族連弾:
従姉弟同士の連弾、2回目。嵐のメドレー。直前に2時間合わせてきたそうで…おおーーすごく上手になってる!!! このペアでメドレーやったことないね。メドレーは曲間のつなぎが大切です。この曲の場合は真ん中に短調が挟まっているので、メリハリをつけて弾くと良いです。2回で仕上がったね!
1st担当の男の子が今月で退会なので、一応これが最後のレッスン。でも全然、「最後」って感じがしないの。実は…発表会には出てくれるかもしれないという。嬉しいな、嬉しいなあ。連弾が大好きな二人で、2nd担当の女の子は続けてくれるので、普段のレッスンに連弾を持ってきてもいいよ~と話すと、大喜び。早速次の選曲にかかっていました。えとだから、最後のレッスンのはずなのだが…まあいいかヾ(´ε`*)ゝ
2nd担当の女の子は今年、高校受験。練習大変だろうから、1,3週目はソロ、2,4週目は連弾と交互にしてもいいかもね。それなら1st君もたまに弾けるよね。そういうピアノの楽しみ方もあると思う。自分なりのピアノとの付き合い方を見つけてください。そのお手伝いができたらいいなと思ってます。

耳コピ初級:
グループレッスン最年少Kids、男子率高し。四分音符と四分休符の省略の書き方を、はじめての人は学びましょお。聴き取りができたら、4つの音を穴埋めです。空いている小節に全音符で音を聴き取り、書きましょお。ではそろそろ、最年少の新幼稚園年長さんに、先生になってもらいましょお。音、4つ決めてね。ゆーっくり弾こうね。上手! 次に先生になりたい人~。ほぼ全員。いいねいいね、ノリが良いね。順番に先生になってね。最後は耳コピ。書かずに覚えて答えましょお。

「えっ?! 覚える?!!」みんなマジです。よくできました!

家族連弾:
お母様とお子様3人の家族連弾…とお伺いしていたのですが、お子様だけだったので、メニュー変更。「かえるの歌」のカノン。「ねこふんじゃった」を弾けないことが発覚し、一人はねこふんじゃった本体を、二人は別パートを耳コピで練習。お母さんに聴かせてあげてね。

グループレッスンは本日で終了です。来週からは通常レッスンですよお~。みんなのピアノ、聴くの楽しみ♪

2012年4月 4日 (水)

楽譜・耳コピ中級、耳コピ男子

中学ご入学おめでとうございます。最寄の中学校の入学式でした。もちろん母校です。

教室では今日もグループレッスンです。そろそろ何日目かわからなくなってきました。タイトルが大雑把。

楽譜マスター中級:
皆さん1回目ですので、五本線から書きましょお。書けたら二分音符を書きましょお。棒のつけかた、真ん中から逆向きですよ。おっと玉の真ん中から棒を書くと、エノキダケみたいになるよ。付点をつけます。付点はどこに書くでしょお。このクラスは偶然、特別セミナー参加者が多く、答え方も反応も良いです。性格が積極的なんかな? 慣れかな?
休符は書く位置が決まってるから、宿題。休符には音の高さがないから、位置が一定しているのだね。シャープ、フラット、ナチュラルも書くよ。付点とぶつからないように書くのだ。線の音の付点はどこに書くでしょお。では、臨時記号ではなく、調子記号のシャープ、フラットは定位置なので、やっぱ宿題。
楽譜の最初には速度を表す言葉が書かれています。Moderatoは「中くらいの速さで」。中くらいってどれくらい? メトロノームで確かめましょお。同じ曲でも速さが違うと印象が変わるね。メトロノームは振り子で、ゼンマイ仕掛け。中が見えますか~? 錘を触りたい。そうやんね、触りましょお。あなたの脈拍は、どれくらいの速さ? みんな違うねえ。んでは、速度記号は宿題。宿題多っ。

耳コピ男子:
小学新6年生、いじり甲斐のあるお友達同士の男子二人の爆笑系弛緩レッスン。四分音符と四分休符、4拍子4小節のみで1時間遊びました。今回は音程もつけ、作曲もしてもらいました。今日はウイルスに感染しなくて良かった。

耳コピ中級:
四分音符、四分休符の省略の書き方を教わっていない人が一人。なので2拍子のリズムカード押し。最初は1枚だけ。続けて4枚聴き取れるようになったら、皆さんお好きな順に4枚並べてリズム譜を作り、単音で弾いてください。他の皆さんは聴き取り。
ではそのうちの、このリズム譜にドレミをつけ、作曲。試し弾きは1回のみ可能。あまりにおかしければ訂正可。披露の際には、皆さんは聴き取りです。
最後にリズムも音程も自由に作曲。カードも同じものを何度使ってもいいです。そして聴き取り聴き取り。

明日もグループレッスンですよん。

2012年4月 3日 (火)

耳コピ中級

あーらーしーーー どうなっとんですか? そんな中、皆さんお越しくださってありがとうございます。

耳コピ中級:
四分音符、四分休符の聴き取り書き取りの復習。
4つのグループにわかれ、2拍子のリズムカードで4小節のリズム譜を作り、ピアノを弾いて問題を出し合います。ピアノで弾く時は、任意の1音で、音の高低はつけません。次に、できた4つのリズム譜の中から1つを選び、各グループで音の高低をつけ、旋律にします。耳コピではなく、書き取りです。先週やった、棒のつけかた。覚えてますか~? どこから反対になるんだった~? 

問題を出すのも「リズムを正しく理解し同じテンポを保ったまま、演奏できる」という課題になっています。書き取り聞き取りが早くても、演奏する時はからきしダメ…という子もいて、いろいろと発見がありました。

ちょっと雑多になってしまったかもしれない…引き続き普段のレッスンでフォローしていきたいと思っています。

2台のピアノデュオ:
お一人風邪でお休み。よって延期。延期でよかったというほどの強風でした。

楽譜・耳コピ初級、家族連弾2週目

グループレッスン2週目です。

楽譜マスター初級
参加者全員、楽譜を2回選んだメンバーなので、先週の復習。棒はどこから反対になるんだった? ♭の書き方(位置)を学び、八分音符のはたをつけ、つないで、四分音符と四分休符だけの3拍子のリズム聴音。線の下に「123」と拍子を書いておくと、目安になるようです。小さい子、はじめたばかりの子はこれでいこっと。

耳コピ初級
こちらは全員、耳コピ初受講。四分音符と四分休符のリズムの聴音。年齢層が低いので、音符の積木での聴音に切り替え。八分音符2つと四分音符1つの組合せのリズム聴音ができたら、2グループにわかれて長い聴き取りに挑戦。次に全員で協力して4拍子5小節(最後が全音符)のリズム聴音。このリズムにドレミをあてはめてもらい、全員のメロディを聴いて歌っておしまい。

家族連弾
今日で仕上げます。前回と同じように2組交代でデジピ、グランドピアノを使ってレッスン。最後に弾き合い。すっごく緊張するね!!! 1組は姉妹で、妹さんは今はピアノを習っていません。お姉さんが続けてくれているので、このような企画をすると聴かせてもらえます。嬉しいな。

2012年4月 1日 (日)

特別セミナー終了報告

「ピアノがピアノになるまで」~歴史的鍵盤楽器への招待~

無事終わりました。たくさんの方のご参加ありがとうございました。

携帯で撮った画像で軽くレポ。

Opening
うたまくら.ピアノ工房での調律師の荒木欣一先生によるセミナー。

Clavicord
クラヴィコードを調律しておられます。

Cembalo
始めて見るチェンバロに興味津々。

Fortepiano
フォルテピアノのペダルはどこだ?

White
ホワイトボードに感謝のイタズラ書き…小太郎と瞳孔の開いたドラえもん。

Shikishi
もう一つのお礼は、色紙の寄せ書き。

延長して1時間お借りし、一人ずつ楽器を堪能してもらいました。待っている間にこの色紙を書き、年表を作りました。年表は、また後日更新します。

Saizeriya
近くのファミレスで女子会。女子総勢14名でした。

つことで、アタクシお先に寝ます←

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